第三舞台『深呼吸する惑星』
第三舞台です。
そもそもは鴻上さんのANNリスナーというトコから入った人ですから。そこからエッセイとか読み始めて、戯曲に行って、小演劇に興味を持ち始めたあたりで『IQエンジン』に第三舞台のメンバーが、『子供ほしいね』等に大高さんが出始めて、一気に“第三舞台見たいぞ!”になって、いざ金が自由になる社会人になったら…というところで、行われたのは10年間封印公演の『ファントム・ペイン』。その後、KOKAMI@networkは観まくってたし、第三役者それぞれの舞台はいろいろ観てきたけど、ついに復活だぜぃと思ったら解散なの!?な公演です、私的に。
ということで、新宿の紀伊国屋と池袋のサンシャインをターゲットにチケット獲得に動いていたんだけど、なにしろ“解散公演”になっちゃったことで、チケットぴあに徹夜しなきゃチケット取れなかった時代の人たちが続々と参戦してきちゃってますから、まー取れない。結局、横浜の追加も取れずにスンスン泣いてたんですが、何の気なしに当日券予約の電話に参戦してみたら、あら?つながっちゃったし!!な、昨日があって、急きょ仕事を早引きして解散公演観劇です。
ま、テレビとかへの露出とか考えたら筧さんが主役になるよなという感じで、一応主役なんだよね(『天使は瞳を閉じて』のトシオに近いキャラな気もしたけど)。とはいいつつも、基本はあの人のアレも観たいとかいろいろありすぎて、(客演の一生は置いといて)みんな主役的にあちこち観なきゃな感じだよな…って会場入ったら一番前の席かい!!いや、当日券なんですけど…な感じでちょい恐縮しながらの開幕(ま、スピーカーの前の席だし、いっちばん端っこだから当日券用なんだろうけど…)。
ま、細かいストーリーはネタばれもあるし、言うことないしなんで触れませんが、とにかく楽しかった(あ、一部の“昔のほうが良かった”って言うことで、昔を知ってるんだよアピールをしたい人の劇評は完全無視です!)。オールナイトを深夜に聴いてわくわくしてた10代のころとおんなじ高揚感がいつまでもです。とくに一番前の席は、舞台の演出上“幻覚を見やすくなる”モノをいっぱい浴びちゃうトコだったんですけど、幸せな幻覚を観れました。筧さんは相変わらずケダモノだし。大高さんも、小須田さんも、山下さんも、長野さんも、筒井さんも円熟した芝居の中で、ダンスや格闘は昔を思い出させるくらい若々しいし。長野さんは誰もが期待してた“アレ”やってくれたしね。あと*1、筒井さんの“35過ぎてから歳が折り返してるの、そろそろ十代突入よ”は最高でした。そしてそして。あの人と、あの人も。まさかとは思ったけどしっかり顔を出していて、これだけでもかなり嬉しかった*2。
第三舞台としてはこれで解散公演ですが、きっと今後もみんな鴻上さんの舞台に出続けて、フツーにこの感動をもらえるんだろうなぁという勝手な印象しか胸に残りませんでしたので、悲しみはゼロですね。とにかく楽しかった。また、それぞれの次が楽しみだ!
俺内ランキング(2011.12.2現在)