『ちゅらさん』ロケ地巡り

なんで牛がいるんですかぁ?

ていうか2日目。午前中は海見たりしてボーっと過ごしていたんですが(晩年か?俺は)、午後は予約していたレンタカーで、小浜島で観光と言ったらこれだけ(?)な『ちゅらさん』のロケ地巡りで。前にも書いたので細かくは繰り返しませんが、(キャラではないですが)平和なだけの番組もたまには好きなのです(この辺は晩年の主婦っぽいな…)。
まずは、港のレンタカー屋へ。って、昨日、夜食べに行った店じゃん(場所は違ったけど、店名とホテルから送迎してくれるおやぢが一緒だった)。なんだ?この島は全てこの店が牛耳って裏で支配しているとかか?まずは、さとうきび畑を突っ切るまっすぐな道を集落のある方へ。ってか、この道自体がロケ地めぐりのクライマックスって感じなんですけどね。

シュガーロードと言われているようで。ロケ地関係なく、この直線の道は気分が良い。やはり私同様観光で通っている車とか自転車がちらほらなんだけど、5分〜10分待っていると見渡す限り誰もいなくなる感じで。細い道なんで、車で走りぬける気持ちよさってよりは、端っこに立って遠くを見渡す気持ちよさ(自転車だったら走り抜けて気持ちよいのかも)。ちなみに、ドラマでは真理亜さんが訪れた際にここを通って“質問、なんで牛がいるんですかぁ”って言ってたんですけど*1、ホントにあちこちにバッファローがいる感じで(バッファローでいいんだよね、白黒じゃなくって、真っ黒な水牛なの)。ってか、島中そうなんだけどね。
しばらく呆けたあと、集落の方へ。入口近くにえりぃと低学年が子供時代に通ってた小学校兼中学校。ドラマでは“小学校と中学校が一緒”ってのをわかりやすくするためか、校名が縦に並んで書かれている感じだったけど、実際は“小学校”“中学校”ってのがそれぞれ左右の門に書かれているシーサー方式(そんな日本語は無い!)。一応、児童の写真を愛でるタイプの癖の人と間違われないように、写真は控えめに。

控えめにするほど子供いないらしいんだけどね。聞いた話では小学校2人しかいないとか。
そして集落の中へと。集落の真ん中くらいに、小浜でえりぃたちが過ごした“こはぐら荘”として使われていた家が。実際に住んでいる人がいるという情報の中に、一部“今年から空き家になった”説もあったんだけど、その辺真偽がはっきりしなかったので、ここでも控えめに写真を。

って、1分くらい写真撮ったりしてたら、いきなり道の向こうに小型の観光バスが。あわてて路駐してた車をちょっと寄せてたら、その観光バスが思いっきりこはぐら荘の前に横付け。バスだけでいっぱいいっぱいの路地なんで、もうこはぐら荘に近づくことは出来ず。で、このバスは客は降りないみたいなんですね。止まったまま説明始めちゃうわ、お客さんはバスの中から写真祭り。もうしばらくどかなそうなんで(さらに後ろからもう1台同じようなのが迫ってきてたし)、こはぐら荘を後に。
もらった観光マップ(手書き)では、集落のはずれの処になんか神聖な神社とかいう妖しい場所があって、“よそ者はむやみに近づいてはならぬ!”的なことが書いてあるので、じゃあ近づかないとと。近くのNTTの横に車を止めさせてもらって徒歩で。ってか、NTTもフツーに琉球瓦の屋根なんですけど。

さらに沖縄電力はただの民家だったし。ホントにこの中に設備があるんだろうか、という感じで。で、その神社なんですけど、がじゅまる(?)の林の中にひっそりと白い鳥居と古めかしい建物と言う、予想通りちょっと妖しげないい味出した建物でした。

キジムナーとか出るかも。
そんなわけで集落を抜けて、大岳と言われる処へ。この辺はロケ地めぐりと関係ないんですけどね。島で一番高い場所と言うことで。ま、それでも99mなんですけど。島全体が見渡せると言うことで登山。っていうか、異状に急な階段を登る。山頂にはハイキングコースの休憩所レベルの小さい小屋があるだけなんですが。ただ、島全体が見渡せると言うことは四方が海。これは良いですね。

なんか休憩所の椅子に陣取って、海をバックに読書をしている女性がいたんですけど、これは正解。近所にあったら、一日中ココで本とか読んでるのもいいかも。でも、暑いか…。あ、一応ココの麓にある沖縄式のお墓。ココはドラマで使われた場所ですね。えりぃのおじいの墓の設定。

大岳の次は、もうひとつの展望スポットであるちゅらさん展望台へ。そのままですね。ドラマの後に出来たのかな。一応、海の向こうに西表島が眺められるスポットなんだけど、観光客はここから島の端っこに生えている“和也の木”と言われるガジュマルを眺めるわけですね。ドラマでも重要な場面に登場する木(ってか、ドラマの中で植えた木)なんですが、実際は私有地のため、こうして遠くから眺めるだけなんだと。

ところがですね、ドラマで観た木のイメージは、この展望台の駐車場の横に生えてるこっちの木なんですよ。

今、展望台から見えてる木は、撮影時より大きくなってしまったために植え替えられた3代目の木なんですけど、一説にはそのとき抜いた初代がコレなんだとか。んじゃ、わざわざ展望台登んなくて、これ見てりゃいいんじゃんって気も。ちなみに、展望台の上には“ちゅらさんの碑”なるものも。

石碑にゴーヤーマンって…。さらに裏には“半年間毎日放送されたドラマの内容を100文字で説明しなさい”って問題の答えみたいな、やっつけなドラマのあらすじも。

なんて感じのほんわかした場所と思いつつ、ちゅらさんの横には“牛魂碑”なるものの。元は、牛の魂がさまよう怨霊スポットだったんじゃ…。たしかに、展望台からは崖を下る水牛なんかも見えました。
そして、ついに島の反対側の端の細崎に。ここは実際は漁港なんですけど、ドラマでは定期船が着く港として使われていた場所で、ガイドブックにもそのまま“えりぃが結婚しようよと言った場所”とか書いてあったりしました。

なんか、横に巨大マンタを乗っけた展望台もあったんだけど、こっちはなんなんでしょ。併設された公園にも誰もいなかったし。ちゅらさん景気で税金あまっちゃったんでしょうか。よくわかりませんが。。。登らなくても西表島はすぐ目の前に見えるしね。

ってな感じで島横断終了。2時間半くらいかけてゆっくり島を横断して来たんだけど、実はまっすぐ帰れば20分くらいで反対側の港に帰れてしまうんだけどね。途中の海岸線にいい感じのマングローブの林もあったりもして。

ただ、ホントは地図に鍾乳洞って書いてあったのも気にはなったんだけど、はっきり場所がわからなかったのでスルー。レンタカーの時間なのでそのまま元の小浜港へ。以上で、小浜島巡りは終了…と思ったところに、突然道を横断するクジャククジャク…?。いや、実は泊まっているホテルで飼っていたクジャクが逃げ出して野生化している的なニュースは見て知っていたんだけど、こんなに無防備に出てくるとは思わなかった(あまりに不意だったんで、写真撮れなかった…)。
そんな感じの小浜島巡りから帰って、ホテルに戻り夕飯はまた店の送迎を受けて細崎のカフェで。んじゃ、細崎に残ってろよって(一応、レンタカーが時間制だし)。


俺内ランキング(2007.9.13現在)

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  8. ちゅらさん定食:はいむるぶしプールサイドレストラン(食品)
  9. 牛魂碑(謎の石碑)
  10. 琉球ムーン』:国仲涼子(懐かし音楽)*3

次点:小浜島(旅)ソーミンチャンプルー小浜島・結(食品)

*1:まるで、昨日見たかのようにドラマのシーンを語っていますけど、実はホテルが部屋にビデオ&DVD完備の所だったんで、この回の『ちゅらさん』をレンタルして持ち込んで昨晩見ていたのです

*2:ここで食った牛の魂も展望台に…。

*3:なぜか俺内BGMは続編の方のこっちだったね