『教室でできるクイックコミュニケーション手品〜こんな時にこんなマジック』

特に予定もなく立ち寄った書店でふと、むか〜し伊集院さんがフリートークで“校長先生の朝礼トークのネタ本を見た”的な話をしていたのを想いだして、(ま、以前にも見たことはあるんだけど…)それらしきコーナーに行ってみた。行ってみると、本棚の上に“校長になろう〜校長を目指す人のための書籍特集〜”みたいな看板が下がっていて、学校の裏のドロドロを垣間見てしまった感じもあったのですが(内容としては“教頭派閥の学年主任を味方に引き込む方法”とかの参考書がズラリと…は並んでいませんでしたけど)。
そんな中ふと見つけたのが、教師が生徒の気をひくためのテクニックを載せたマニュアル本のコーナー。特に怪談話のネタなんかは、生徒の怖がるものやレベルに合わせて低学年向け・中学年向け・高学年向けと分かれて本になってるくらいで。低学年向けは、最後に“わぁ〜っ!”と大声出して怖がらせるような話が中心なんですけど、高学年向けになると、最終的に怖いのは人間と金だ的な結論を理解させたうえで、教頭派閥の批判なんかもチクリと挟んだような話が増えてきてるんですね(ウソですよ、後半は)。ただ、一番目を引いたのがこの本。『教室でできるクイックコミュニケーション手品』って。ってか、教室で生徒の気をひくために手品する先生とかいたかぁ?。始業のチャイムが鳴って教室に先生が入ってくるなり“はい、それじゃまず先生手品しま〜す”とか言われたらポカ〜ンだよ。それも、理科の授業につながる科学マジックとか数字を使った算数マジックとかでは一切なく、火のついたタバコを食べてしまうブラック嶋田系のマジックだったりしたらさ。そこまでのは載ってなかったけどね。でも授業にはつながらないようなのも結構あったんだよね。少なくとも、この本読んでる先生って、むしろ生徒とコミュニケーション取れてる人いないんじゃないかと思わせる感じの本でした。