『夜のピクニック』

時をかける少女』を観た流れの、なんかモヤモヤしたキュンとした、なんとなく高校生に戻りたい感を引きずってるときに借りてあったモノ。ホントはまず小説で読みたかったんだけどね。あと、DVDのパッケージの多部未華子に魅かれたのもあるかもしれないけど。なんなんだろね、決して美人顔ではないと思うんだけど。はれぼったい目してるし。でも、多分この目なんだよね。このストーリーの中でも、基本的にずっと悩みを抱えてる設定なんで、浮かない顔をしてることが多いんだけど、そんななかでふっと表情が緩んだ瞬間とか。具体的には戸田も内堀亮子と付き合ってたことがあるのを知り“戸田クンもなのーっ!?”って言うときの顔とかね。なんか良いです。
内容は、茨城の実際の高校での行事をモデルにしたストーリー。全校生徒が夜通しで80Kmを歩くという伝統行事でのそれぞれの思いを描いたもの。やっぱり観ていて“あ〜、高校生に戻りたいなぁ”感はしてたんだけど、よく考えたら無理だわ。いや高校生に戻ることがじゃなくってね。仮に高校生に戻って、自分の学校にこの“歩行祭”があったとしても、女の子と一緒に歩いたりとか、誰に告白しようとか思ったりとか、実行委員なのにその中で女の子といい雰囲気になったりとか、絶対無いもん。それこそ女子との接点からしてゼロなんじゃないかな*1。寂しいな俺の高校時代。。。
出演者ではほかに、加藤ローサは転校しちゃってる役だったんで一緒には歩いてませんでしたが、同じクラスの女の子2人が貫地谷しほり&松田まどかスウィングガールズコンビだったのが良いです。そーいえば、この映画も『スウィングガールズ』同様サイドストーリーの『ピクニックの準備』ってのがあるのね。こっちも観ちゃうかも。

*1:おそらく歩行祭があっても、クラスで唯一俺以外に『伊集院光のANN』を聴いてた男と、ずっと芳賀ゆいの話とかしながら歩いてそう