鴻上尚史『生きのびるために笑う』
鴻上さんが『SPA!』で連載している『ドンキホーテのピアス』の単行本第11弾。とはいっても、半年以上前に出た本だけどね。ちょっと買うタイミング失ったので、んじゃ鴻上さんの公演で買えばサイン本になるから…と思ってたら、いざ公演の物販で見たときに“この本買ったっけ?まだだったっけ?”ってなってしまった。パラパラめくってみても時々立ち読みする『SPA!』で読んでる分もあるしわからず。というわけで、半分賭けで購入。一応ちゃんと未購入のものでしたし、サイン入りでした。
連載としては2004年10月から翌年の9月までのもの。鴻上さんの連載モノは、全ての舞台を観る演出家だけあって公演時には舞台ネタ&そこからの派生話も増えるんだけど、この頃は結構ちゃんと観ていた時期なんで、ちょい思い出を想いだしたりもして良い。ただ、『シンデレラ・ストーリー』は再演の方は観ていないんだけど“シンデレラの靴はなぜ消えなかったのか”の答えって描かれてたっけか。あの舞台はデーモン閣下のインパクトの印象が強いせいで想い出せない(それとも再演のみでの話しなのか?)。
あとやはり、鴻上さん関連にオールナイトニッポンから入ってった人間なんで、ラジオの話をしてくれるとちょっとうれしい…んだけど、この本のタイトルが鴻上さんのネットラジオのタイトルだってのは今知った。今度聴かなきゃ。
そういえば、このシリーズはエッセイもさることながら、中川いさみさんの挿絵も良くて、暴走して本文と全く関係ない内容になってることも多々あるんですが、そんな中でイチオシ(?)の挿絵が表紙になるんですね。で、今回は“4Pで説教プレイ”という(タイトルからのリンク先にも写真がありますけど)絵がでかでかと描かれてまして。私、基本電車の中が読書場所なんですけど、ふと我にかえってみて“アレ?これ表紙の絵見られてたら、俺すごい恥ずかしいんじゃないの?”って事に急に気付いちゃって結構あせった。あのぉ、本の中で面白いイラストなのはむしろ歓迎なんですけど、表紙はちょっと爽やかなのとかにしていただきたいなぁ、と。そんなとこで。
俺内ランキング(2007.3.10現在)
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