『4400 -FORTY FOUR HUNDRED-』

1年半前にココで『4400』は是非観てみたいとか言ってたくせに、レンタルはじまっても全く観て無いじゃん。すまん。いや、レンタルの告知があったときに“いよいよか”って思い、意識はしてたんだけど、逆に待ちすぎてスタート鈍った感じ。ようやくシーズン1を観終わりました。とは言っても、元はミニシリーズのドラマだったようで、DVDでも全3巻・6話なんだけどね。
ある日、彗星の様に湖に飛来した光る球体と共に、過去何十年という間に世界各国で行方不明になっていた4400人の人たちが失踪当時の状態で帰ってきた。しかも、どうやらそれぞれになにかしらの超能力的なものが備わった状態で帰って来たらしい、というところから“4400”の謎解き半分、返ってきたことでの事件半分くらいで進行するドラマ。コレ自体は結構新鮮な切り口で楽しめる話だけど、なんか部分的に“○○に似てる”が見え隠れもする設定。まず、この事件(?)の解決の中心となるのが、国土安全保障省のトムとダイアナ。女性科学者と身内が失踪者の一人である男性捜査官というコンビは『X-Files』を連想させる感じ。また、失踪者が時を越えて、失踪したときの状態で帰ってくるって展開は『神はサイコロを振らない』ってイメージ。コレ、小説もドラマも観て無いんで良く知らないんですけど(ちなみに、小説版の発売と『4400』のアメリカでの放送ってほぼ同じ頃なのね)。さらには、4400の人たちが身につけた能力のうち、一番主役クラスの男の能力が“生物を治す”ってのはジョジョのスタンドか!?って感じだし*1。そう考えると、青い球体で湖にやってくるってのもウルトラマンベムラーがモデルになってんじゃないか!?などと勘ぐってみたり。
で、主役級の数人の4400の動向を追いつつ、1話ごとにその他のある4400の1人をピックアップしてストーリーが進行する感じで進行し、一応6話目で“4400がなぜ失踪しなぜこの時代に帰ってきたのか”のとりあえずの“答え”は示されるんだけど、だからなんなんだ?と。それからどうなるかなんじゃないの?という感じで、レンタルするときに一緒にTSUTAYAでもらった海外ドラマの宣伝パンフにも書いてあるように、シーズン1では何一つ解決しちゃいません。だって、メインで出てくる5人の4400のうち、その能力がきちんと示されてるのがまだ2人だけだし。ラストシーンで植物が擦り寄ってくる的なシーンもあったけど*2、その説明も一切されて無いしね。とりあえず、シーズン2も続けてレンタル始まってるんでその辺は続けて観ていけるけど、アメリカではこれシーズン2が放送されたのってほぼ1年後だったんだよね。奴ら、よくこんな投げられっぱなし状態で待ってたな、と。あ、私はとりあえず面白かったんで、シーズン2も観ます、たぶん。
ちなみに、このTSUTAYAでもらえるパンフレット。シーズン1の1巻目を借りたときにもらって、思いっきりネタバレ(シーズン2の紹介記事なんで)書いてあるっていう、もうちょっと渡す相手を考えろよって代物だったんですけど。その中の『4400』の記事でくりぃむしちゅーの2人が会話形式で『4400』を紹介するってページがあるんだけど、どう読んでも2人の口調っぽく無いんだよね。一応、宣伝にも出ている2人だけど、この記事に関してだけは全く2人絡んで無いんじゃないかしらって雰囲気アリアリ。これ広報担当者とか、それこそその辺のライターがやっつけで書いちゃって無いか?なんか、50年ぶりにこの世に帰ってきた人が感じる過去とのギャップ以上に、こっちの文章が違和感です。


俺内ランキング(2007.2.9現在)

  1. 『4400 -FORTY FOUR HUNDRED-』:米テレビシリーズ(DVD)
  2. 『働く男』:PUFFY(音楽)*3
  3. コルツ×ベアーズ:NFL第41回スーパーボウル(スポーツ)*4
  4. カノッサの屈辱2007』:CX(テレビ)*5
  5. 『このショーケーキはイチゴが小さいんで、もうぶんなげちゃます』:『深夜の馬鹿力』にて伊集院光トークの中で暴君っぷりを見せる王貞治(名言)
  6. ロッテTOPPAの広告看板の西田めぐみ(芸能人?)
  7. 武田信玄公のうた』:白井ヴィンセント(音楽)
  8. ハンバーグと根菜のチーズフォンデュ風:すかいらーく(食品)
  9. 『(お○んこって落書きを)書いてどうなるんだ?書いたら来るんか!?』:『深夜の馬鹿力』にて頭の悪い落書きをネタにする伊集院光(名言)
  10. 『マレー鉄道の謎』:有栖川有栖(書籍)

次点:『ジャンプジャンプ!!』:絶妙なタイミングでの魚住りえのブログのタイトル(名言)

*1:ジョジョもこのスタンドが出てくる第4部の途中でジャンプ自体読むのやめちゃってるんで、それ以降知らないんですけどね。ガキの頃は同じ作者の『魔少年ビーティー』が好きでした

*2:この辺は『ぼくの地球を守って』か?

*3:なーんか休日も働いたり自分の意向に反するところで忙しかったりすると、『sakusaku』のエンディングで流れる『働く男』がとっても身にしみる…。まだ、ユニコーン版じゃないだけ、ゆるくしみてくる状態ですけど…。

*4:コルツが勝ったんでマニングばかりが注目されてるけど、個人的には盛り上がりのピークは試合開始14秒のヘスターのキックオフリターンタッチダウンだったけどね

*5:スーパーボウルの裏だったんで、録画して観たのは放送3日後だったんだけどね。仲谷教授の講義がもう聴けないのは残念ですが、相変わらず知的っぽいバカバカしさが良い。個人的にはセリフでは触れられなかったものの地図の“地中海”のあたりに書いてあった“話し中海”のくだらなさが良かった