岩盤浴潤気洞
“ススキノ”といっても決して北の方の歓楽街ではなく、横浜市と川崎市の狭間くらいに無理くり作った感じの住宅街なんですが、そこにあるスーパー銭湯・湯けむりの里へ。ココはわりと車ですぐのところに住んでる事もあり、また都内に住んでたころには仙川店に行ってたということもあり、オープンしてから何度か来てはいるのですが、今回の目的は岩盤浴とやらをやってみようかと。岩盤浴って以前は女性専用のエステとかにあったイメージだったんだけど、最近はスーパー銭湯とかでも当たり前にあるようになったし、伊集院さんもトークで奥様と行ったみたいな話を何度かしているので、とりあえずブサイク男が足を踏み入れても良い世界なのではないかと。女もすなる岩盤浴といふものを男もしてみむとてするなりという事で来てみたのです。
とりあえず入館時に1時間後の岩盤浴の予約が取れたので、それまでは銭湯ゾーンへ。“座・マッサージ”などというダイソーを意識してそうな名前のお風呂で体を癒しつつも、変わり湯の“アロエの湯”ってコレ、バスクリンちゃうの?って感じがしたので、スルーで露天の絹の湯の方へ。ココの露天は階段を上って上階にあるため、足元に気をつけながら慎重に階段を上っていったはずなのに、絹の湯の良いところ(足を伸ばして、さらに目線の先にも電線とか見えない位置)が空いてたのを見て、気持ち急いだところ、甘すべりして脛を甘ぶつけしてしまった。絹の湯のバブル気泡効果で治るんかな、コレ。
で、今回難しいのは岩盤浴とやらがどれだけ温まるんか想像付かないことで、少し物足りないくらいで出なくちゃいけないんじゃないかと思い手加減して入っていたので、出てきたところで少し冷えててやんの。仕方ないので、岩盤浴用の服に着替える。もっと作務衣っぽいのとかせめて浴衣かと思ってたら、なんか土偶のコスプレみたいな格好でちょい恥ずかしい感じ。しかも男性更衣室でコレ着てるの俺だけだし。こういう羞恥プレイの恥ずかしさでちょっと体を温めようって魂胆だろうか。いや、温かく無いし…。5分前に集合場所まで行くと、やはり男性は一人だけ…かと思っていたら、ギリギリになって2〜3人来たな。奴らはどこで着替えてたんだ?
というわけで、水分を摂取していざ岩盤浴に臨むという感じなんですが、実は私サウナとか全然だめな人なんですね。以前に別のスーパー銭湯で入ってみたところ、中で曲が流れていたので“じゃこの曲が終わるまで”と決意した直後、ワンフレーズで出てきたこともあるくらいなんで。ただ、一応“サウナがダメな人も”的なキャッチコピーをあちこちで耳にするのでいけるんじゃないかと思ってね。
案内に促されて中に入ると、やはり男女は別れているようで男の方が半分くらいの広さしかないものの、それでもかなり余裕を持って寝転がれる感じで、岩盤の上にタオルを敷いて寝転がる。たしかに、サウナほどの息苦しさは無いものの汗は出てくるし、コレならいけるかも。ただ、水の流れる音とか森の中っぽい音を流して“さあお眠りなさい!”状態なんだろうけど、だんだん“癒し音”のネタがなくなってくるのか、なんか終いにはケツァールみたいのが鳴き出しちゃって、むしろ気になって寝れなかったり。ってか、やっぱ途中からちょっと息苦しくなってきたぞ。とりあえず1回外出て、普通の空気吸って水飲んでからまた再開したい気分なんだけど、最初に流れた“苦しくなったら途中退室は可能ですが2度と戻れません”的なアナウンスがプレッシャーになって出れない貧乏体質。たまに、周りから“ジャリッ、ジャリッ”という石の上でもがく音が聞こえるから同じような人いるんじゃないかと思うんだけどね。で、いよいよこれ以上は耐えられないと思い、ギブアップという事で手ぬぐいを投げようかとしたところ*1、BGMが夜明けみたいな音に変わって25分間が終了。まぁ、気分は良いものの、次やるとしたら25分はちょい長いかな。ただ、かなり汗はかいたのでデトックス効果というヤツでしょうか。からだから毒素はぬけきってる状況ですから、更衣室に帰って、ロッカーで返却された100円玉の取り忘れを見つけたときも、普通だったら心の中で天使と悪魔が出てきてネコババするか届けるか葛藤するところを、天使しか出てこずにすぐ店側に届けましたわ。…ま、見つけた瞬間、従業員に見られてたからなんですけどね。はい。
俺内ランキング(2007.2.12現在)