『UDON』

まぁ、テーマがテーマだし“史上空前の観客動員”なんつーものを記録するような作品になるわけはないし、かといって製作陣が製作陣だからそれなりのクオリティのものは作るだろうからトンデモな楽しみ方をするものでもないだろうし。微妙な位置づけの作品だけど、ただ予告とかを見ていて少なくともうどん食べたい欲は満たしてくれる内容になっていそうだったので、もし観るような事があったら、どこか評判なうどん店とセットで行くことにしようと決めていた。ということで、めったに行かない港北の109シネマズに。
行ってみて、今日が映画の日だったことに気づく(いまも“映画の日”っていうのかな?ここではファーストデイ割引とか言ってた)。1日の割引で映画観るのなんて何年ぶりかなぁ(結構、レイトショーの方の割引で観ることが多いんで)。こういう日だと普段映画観ない人も*1映画の日だから”とか言うことで来てたりするんで無駄に混んでたりしたら嫌だなぁ…と思っていたら案の定、“お前ら映画観る気なんて全くないだろ?”って感じの40面なのに金髪ピアスな男と魔除けみたいな化粧した小太り女の馬鹿カップルが延々としゃべり続けてたな。お前の“俺あの瀬戸大橋渡ったことあるよ体験談”を誰が聞きたいんだよ。こいつら静かだったのって、女がウンコしに劇場出てた20分×2だけだったな(やっぱ観てないじゃん)。
こやつらのせいでちょっと映画の面白さが半減しちゃったのは残念だったのですが、映画としてはてっきり“うどんブームで盛り上がってまーす!”みたいなお祭り的な盛り上がりだけで終わる映画かと思ってたんですが、うどんブームが終焉を迎えて、さらにそれから…と言うところまでを描くと言うのはちょっと考えてなかったので、そこは意表をつかれました。
あとは、やはりフジテレビが“踊る”の勢いで作ってますから無駄に制作費はあるので、それをストーリーに絡まなくてもよい“キャプテンUDON”のCGなどに“無駄に”使ってるのは良い姿勢です。好きです。アクション映画でもないのに、無駄に車2台破壊してるしね(特に2台目)。あと、出演者も無駄な豪華さのなかでちゃんと香川をフューチャーして*2、出身タレントをチョイ役で使ったりとか。レポーター役のアナウンサーがちゃんと中野美奈子だったのは良いです。
というわけで、細かいところでのユースケとトータスが歌うシーンでは『友だちじゃないか』を歌ってほしかったとかは置いといて(単に好きな曲なんで…)、ちゃんと讃岐うどんが食べたくなったんで良い映画でした。んじゃ食べに行くかな。

*1:私もそんなに観る方じゃないですけど…

*2:あ、うどん店の紹介以外にも、この間横浜の支店で食べた骨付き鳥の香川の名店“一鶴”なんかも使われてるのはなかなか良いでした