バイク

さて、そろそろ夕方近くなって来まして、そうなるともう増えてくるのがバイク。もうこれは言葉では表現しようがないですので写真でどうぞ(この写真でもまだおとなしいくらいなんだけどね。だって、激しいとこなんか撮れるわけないじゃん)。
 
片側2車線くらいの幅の道なんですけど、もう端から端まで見渡す限りバイクだし。で、このバイク。ほぼ原付なんですけど、2人乗りがデフォルトね。中には1人乗りってのもいるんですけど、その場合はほぼサンタクロース並みの大荷物運搬中だったり。3人乗りってのも結構当たり前で、究極には4人乗りってのもいました。それも4人乗りって場合は大抵家族ですね。前から子父子母の4人って感じで(あ、運転はもちろん2番目の父ね)。そんな奴らが隙間無く走ってるんだから上海雑技団もびっくりです。さらに、信号ってのもたまーにあるんですけど、よっぽどの大きな交差点以外は“守る奴も中にはいる”くらい。
でですね、そんな日本の“族”の集会がかわいく見えるくらいのバイクのなだれ状態の中をですね、昨日のドラマの話でも書いたように、歩行者は渡らなきゃいけないんですよ*1。ありえないでしょ。日本じゃ1歩踏み出したとたんにアウトですよ。でも、ドラマの中では“ゆっくり、速度を上げずに歩けばバイクの方がよけてくれる”といって渡っていたのです。ってか、周りを見るとみんな渡ってるのね。というわけで、いざ車道に足を踏み出す。さすがにこれだけのバイクの量なんで、無法地帯でありながら逆送してくる奴はいないので、バイクの来る方に顔を向けて“このまま来るとぶつかるぞ”ってな運転手に目を合わせながらゆっくりすすむ。と、なるほど。確かにバイクの方が前に後ろによけて行ってくれるため、ゆっくりゆっくりならこんなバイクの海の中をむしろ止まらずに渡ることができるのです。これは1回やったらかなり快感。ドラマで西田尚美が“わたし、渡れたーっ”と叫ぶシーンがあったんですが、非常によくわかる。それからは、面白くってむやみに横断してみたりしてました。

*1:ま、今日一日何度か道路の横断はやってるんだけど、道がバイクで埋まるほどの時間ではなかった