『秘境駅へ行こう! 』

以前にDVD版は観ましたけど、これはウェブサイト『秘境駅へ行こう! 』の文庫本版ですね。駅として機能しているにもかかわらず、まわりに住んでる人がいないどころか、どこかへ行く道さえないといったような駅に実際行って紹介している本。基本的に鉄道好きとかでは無いため、私的にはそこに行くまで何時何分の何線に乗ったとかの情報はどうでもよくって、“なんでこんなところに!”っていうところでそれでも電車がとまってるという不思議さと、その1歩手前で機能はしているもののちょっと廃墟的な楽しみ方で見ているんですけどね。上雄信内駅とか、運転手に“何もないよー”って注意されちゃうって、じゃなんで止まってるんだよ、あんたは。
で、この本が出たの5年前くらいなんですけど、今これを使っての楽しみ方はGoogleマップの航空写真と組み合わせて見ることですね。“うわ、360°森じゃん”みたいなのを眺めながら読むみたいな。ま、秘境ですからほっとんどの駅で近くまでは寄れないんですけど*1張碓駅とかは札幌が近いせいかかなりのところまで見れた。あと、菊水山駅とか。“菊水山駅”で地図検索しても出てこないんだけどね…。
そして、この本で一番良かったのは、長野新幹線安中榛名駅をあえて“秘境駅”と称したことですね。新幹線の駅ですから全く道も何もないって事はなく、逆に開発したい気マンマンの人は一部にいるんでしょうけど。話には聞いたことあったけど、聞きしに勝る“なんでこんなところに?”状態だな。ちょっと前に“平塚に新幹線の新駅を!”みたいな運動やってて(まだやってるのかな?)、その近辺で仕事してたんで“なんでこんな何もないところに?”と思ってたんだけど、安中榛名駅と比べたら一大商業都市だったな。安中榛名駅は、なんかこのまま開発が進むことなく、かといって廃止になることもなく“夢の跡*2”的な残り方してほしい駅ですね。
てなわけで、実は私あしたから遅い夏休み*3なんですけど、んじゃ安中榛名駅でも行くか?おぎのやで釜飯も食べられるし…。いや、さすがに鉄道自体が楽しめる人じゃないとそれだけのために行くのは…。どっか行く通りがかりにとかならいいんだけど。今回はちょっと方向がこっちじゃないんで、ね。


俺内ランキング(2006.9.1現在)

  1. 『伊豆(市)のうた』:白井ヴィンセント(音楽)*4
  2. 時をかける少女』:原田知世(懐かし音楽)
  3. 秘境駅へ行こう!』:牛山隆信(書籍)
  4. 特集ページで斜め上を見つめる加藤ローサSamurai magazine ELO 10月号(芸能人)
  5. 月見バーガーマクドナルド(食品)
  6. なっちゃんのCMで叫ぶ堀北真希(芸能人)
  7. えびサーモン:サブウェイ(食品)
  8. 『無理ですねぇ』:LF『ショウアップナイター』終盤で流しに入る達川光男(名言)
  9. 安中榛名駅(秘境)
  10. デビュー当時の原田知世(芸能人)

次点:ケンタッキーのCMで流れるガムランの音色(音楽)

*1:ちなみに、Googleアースって落としたことないんだけど、アースだともっと近くまで寄れるとかあったりするのかな?

*2:エゴの跡という話しもあるけど…

*3:去年からわざとこのフレーズ使ってるな、俺

*4:『三島のうた』シリーズついに完結。ラストにまた『三島のうた』のメロディに戻るところが最高でし