味奈登庵

てなわけで有給を消化するためだけに急に決まった休日。なので、予定はなーんもないんですけど、なんかやんなきゃって考えてしまう休み貧乏。とりあえずお昼時、暑いしなんか冷たいものでも食べたいと、俺脳内食べたいものリストを漁ってみるとありました。以前に関内に勤めていた頃に、マリンタワー盛なる超大盛り蕎麦を出す店があるとの噂を聞いたことがありまして、その店はなくなっちゃったんですが、今でも横浜各地の支店では“富士山盛”と言うのが食べられると。んで、その支店がうちから車でちょっとのところにもあるようなので、量的に食べるかどうかはともかく一度行って見てみようと思っていたのです。
店に着いたのは1時半過ぎくらい。平日のこの時間ならと思ったのですが、駐車場で2台ほど待ち、さらに店内でも4番目くらいの順番待ち。平日なのに(ま、ガキどもは夏休みか…)。その間に店頭にディスプレイされている見本を店内(要は裏側)から覗いてみたりしてみたんですが、あれ?富士山盛の見本がない。そういえば、店のホームページにも写真は載ってなかったかも。富士山盛で有名な店なのに。これは、実物見て驚けよって事なのか、それとも採算あってないんであまり宣伝したくないとかか?いや、実はこの店、普通→大盛→富士山盛とランクがあるんですが、全部値段は変わらないんです。もりそばなら500円。そうこうしてる間にお席へご案内。
案内されたのは、1〜2人客用のテーブル席。ま、席はどこでもいいんですが、広い座敷でないため周りの人も少なく、富士山盛を食べてる人が見当たらない。さらにメニューを開いても写真がない。これは実物を見るためには自分でたのむしかないのか。というわけで富士山盛を注文。とりあえず申し訳ないんで残すのだけはやめようと精神を鎮めて*1待つこと数分。出てきた蕎麦が・・・、絶句するほど凄い。話で聞いていたものやネットで幾つか見た写真以上に実物のインパクトは凄い(ちなみに、出されたお食事を写真を取ってから食べるという習慣がないのでここには紹介できませんが、それこそネットの検索で、店名入れずに“富士山盛”だけでも大量に写真出てきますのでそちらでどうぞ)。名前の通り山を模ったかのような大盛りなんですが、その高さ。よくコントで出前がもりそばのせいろをいくつも重ねて自転車乗るってのがありますけど、あれ3〜4枚くらい重ねたかのような高さが、せいろ無しである、なんて表現でわかります?。しかも、ここまで高く積みあがっているといっても蕎麦ですからね。やわらかいものってイメージありますから“なんか上げ底にして高さを保ってるんじゃないの?”って疑ってしまいがち。ところがこんな疑念も箸を入れてみて一気に吹っ飛びました。上げ底なんかではなく、それこそ蕎麦をパンパンに固めてその上にさらに蕎麦を乗せてってな感じで高くしているような詰まり具合。つまり量は見た目以上なんですよ。
というわけで、あとは蕎麦との戦い。あ、ちなみにたのんだのはとろろそば。基本的に一番安いもりそばで富士山盛にしても500円ですよって言われたところでつい1ランクあげてしまう、マックで100円メニュー1品で出て来れないタイプの人なんで“ちょっととろろを…”としてしまったのですが、これが正解。そばつゆだけであの量は単調すぎて飽きる。すこし味がしっかりしている濃い目のつゆなので、味もない蕎麦を延々とという事にはならないんですが、やはり途中で味のアクセントがつけられたおかげでなんとか食べきれました。そばつゆもちょい残しが出来たんで蕎麦湯も楽しめたしね。とりあえず満足を通り越して今日は夕飯はいらないかなってくらいかな。あ、なんかさっきからノルマで喰ってるみたいな書き方になっちゃってますけど、味はしっかり美味いですよ。また来たいなって思ってますし。次は大盛くらいにしときますけど…。

*1:うそ、そこまでしてないって