『開放弦』

渋谷パルコ劇場での舞台を観てきました。G2さんの演出と言うことでDMが来たんですが、大倉孝二さんや犬山イヌコさんなどの魅力的な役者さんばっかだし、水野美紀さんのような綺麗どころもおりますんで面白いかもと思って予約していたもの。ところが、あとから急に知り合いの披露宴とかが重なっちゃって、かなりギリギリのスケジュールになっちゃったんだけどね。
と思って、開演直前に駆け込んだ劇場。すぐにはじまった舞台の内容はなんと披露宴から自宅に帰ってくるというシーンから。お、現実とシンクロした。客席でひとり礼服なんか着ちゃってる私も、なんか“一緒に披露宴出てました”的な気持ちでした。
んで、↑のように“役者さんたちが魅力的だったんでチケット取りました”とか言ってるくせに、あとから披露宴が重なっちゃうくらい前にチェックした話しだし、おまけに駅からダッシュ、、、まではいかないけど小走りくらいで駆け込んだんで誰が出てるかがすっかり頭から抜けておりまして、ひとりひとり出てくるたびに“おっ、京野ことみも出てるんだっけ、これ”とか“河原さんこういうかっこして出てくると梅図かずおみたいな妖しさだな*1”とかなんか新鮮に楽しんでしまいました。そんな中、犬山イヌコさん。本家のナイロンとかでも何本か観てるけど、キャラ的なしゃべりをしないしゃべりのイヌコさんの役は久々かも(いや、初めてか?)。なかなか素の声でシリアスな演技をするイヌコさんも新鮮。あれ?でもラジベガスでは“普通の女性風”のしゃべりで告知した後、“つかれた”と言ってキャラ声に戻ってたからな。あっちの方が素か?ま、いいけど。
で、イヌコさんがキャラではなく普通の女性としての役を演じていることからもわかるように、もちろん笑いもあるんですが結構シリアスな話。ってか、静かに物語が進行するっていう感じでしょうか。どっちかと言うと、ギャグが多い中に深いテーマがあるような、そんな舞台を観ることが多いんで、静かなトーンで淡々と物語が進行する中で時々ギャグが入るって系はなんか久々でした。G2演出って事で、AGAPE storeのイメージもあったのかもしれないけどね。そんな舞台のラストシーン。あの展開で『開放弦』ってタイトルだから近づくにつれてなんとなく展開がわかる感じだったんですが、思ったとおりのラストだったのに感動でした。泣きました…。ごめん、うそ、涙までは流してないけど、いいシーンでしたよ。
最後に、そんな結構“いい話”的に進む展開の中で、要所々々で大倉孝二さんが良いですね。いや、ツッコミで笑いが取れてあれだけ存在感を主張できる役者さんはなかなかいないですよ。すばらしいです。重ねて、大倉さんの“スライディング鴨キック”と“回転レシーブ風座布団かぶせ”の技は絶品です。一見の価値アリ!
余談ですが、劇場から出てくるとき、私の後ろを歩いていた数人がおそらく役者さんたちだったんだよなぁ。結構、見たことある顔って感じだったんだけど、名前が出てこなかった。ってか、一人はたぶん八十田勇一さんだったんだけど“あ、木太郎ちゃんだ”って思ってしまった(さすがに口には出していない)。いや、だってAGAPE storeで知った顔なもんで。すみません。。。


俺内ランキング(2006.7.22現在)

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*1:ってか、見てないけど『下北サンデーズ』って河原さんが本書いてるのね。ということは、下北サンデーズって名前は阿佐ヶ谷スパイダースから取ってるのね。今気付きました。。。

*2:ま、あれだけの値段であれだけの豪華具材ラインナップであれば美味くないわけないだろ!って感じですけどね