『TRICK劇場版2』

新作スペシャルの時にも書きましたが、基本的に『TRICK』は手放しで大好きクンなんで(←変な日本語)、公開から1週間遅れで観てきました。ま、いろんな含みは持たせつつも一応最後と言うことになってますんで、定番のTRICKネタの応酬になっているんですが。となるとまず最初は習字なんですけど(あれ?卵のオープニングの方が先か?)、個人的に“ポップコーン食うな”がかなりの共感。(もうTRICKの話と全然離れちゃいますが)映画館のポップコーンだめなんですよねぇ。いや、食べるのは構わないんですけど、箱の中をゴソゴソまさぐる音がすると気になっちゃうんですよ。今回行った映画館って出来たばっかりで、なんか肘掛の横に専用テーブルみたいなのがついたソファっぽい席なんかもあるところだったんですけど、禁ポップコーン席とかあったら500円増しまでだったら払うぞ、俺。ま、そんなことで堤監督も同じこと考えてた(かどうかはわかりませんが…)ってのはうれしい限り。
はい、TRICKの話に戻ります。オープニングの卵も行き着くところまで行った感のある感じでしたが、そんなネタ系の定番もさることながら、トリックも過去の名作を思い起こさせるものもあったりして“おっ、これはミラクル三井の…”とか、“モドーレーの赤地の時の…”なんてのが結構入っておりました。基本的にトリックの中身で見せるドラマじゃないんで(本編でもミステリの常識として否定した上で双子ネタとかやってたし)この辺のファンサービスはアリですね。洞窟の中での分かれ道。映画から見た人には左に進んだ“ブラジル”がネタになっていて、ドラマ時代からのファンには右矢印の下に書かれた数々の村。この名前がこれまで本編に登場してきた村になってるなんてニクい演出じゃないですか。
もちろん、この映画だけで完結してるギャグもかなり入ってるんですけどね。ただ、ゆーとぴあとスチュワーデス物語を知らないとわからないってのは、かなりターゲットの年齢層高いんじゃないの?それとも、この映画にも出ている堀北真希も別のCMでもやはりスチュワーデス物語ネタでやってるってことは、今流行ってんのか?じゃ、次は『少女に何が起こったか』あたりが来ちゃったりして?
それにしても堀北真希は一昨年くらいから“ハズレの瞬間のない顔ランキング”の1位をずっと独走している整った顔ですけど、もうその美少女っぷりを逆手にとって目からキラキラ出してましたし。彼女はテレビの『ケータイ刑事銭形舞』のオープニングで無表情でパラパラを踊るシーンが印象的でそこからハマったんですけど、今回も登場シーンは横であれだけ上田が大騒ぎしておきながら無表情でしたね。良い。
って、主演は仲間由紀恵でしたね。彼女のファン的にはなんと言っても貞子ウォーク(?)でしょうか。『リング0』はテレビでやったときに録画したものの疎らにしか見て無いんですけど、原作の『バースデイ』読む限りは、仲間由紀恵自身があの動きはしていないはずなんですけどね。アレをこれだけ人気出ちゃってからやってしまう辺りはさすがです。
てなわけで、一応『TRICK』もこれで完結ということでアナウンスされ、オープニングでのイヌコ発言もありましたが、習字ネタでは“シリーズ復活希望”ってのもあったし、スタッフ的にはまだまだやりたいって感じなんじゃないのかなぁ。ただ、仲間由紀恵&阿部寛のスケジュールとかで難しいってだけで。だったら、今回ゆーとぴあがなぜかワンシーンだけ写真のところがあったけど(スケジュール的なモノなのかは不明ですが…)、2人がブッキングできないシーンはその辺駆使しちゃって撮っても、あの時のゆーとぴあのギャグじゃんって許してもらえるんじゃ?


俺内ランキング(2006.6.18現在)

  1. TRICK劇場版2』(映画)
  2. なっちゃんのCMの堀北真希(芸能人)
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  4. カモネギ音頭』:中川レオ(『日曜日の秘密基地』バカ音頭スペシャルより)(音楽)
  5. 中華バイキング:南町田・ブッフェグランチャイナ(食品)
  6. 山本昌40歳10ヶ月での完封勝利:中日×ソフトバンク4回戦(プロ野球
  7. ジャスパー・マスケリン(偉人)*1
  8. バールのようなもの』:清水義範(書籍)
  9. 佐川急便のCM『欲しいものは玄関から』編の加藤ローサ(芸能人)
  10. エッグカレーおにぎり:am/pm(食品)

次点:カップヌードルジャーマンポテトビッグ(食品)

*1:TRICK劇場版2』のオープニングであの森山周一郎のナレーションで紹介された歴史上実在したマジシャン