『亀は意外と速く泳ぐ』ロケ地めぐり

文中にも小さく画像つけてみました

本来は明日から連休だったんですが、なんか1日早く休みが取れてしまった。ってことは土曜からゴールデンウィークだったわけね、俺って。でも当初からの予定に無いと、なんかまだ“連休は明日から”感覚だったり。んな感じで、急に1日暇な平日。となると、なんか何もしないですごすのももったいない気がして、でも1日で出来ることも限られてるし、ってなわけで思いついたこと。“マグロを食べに行こう”いや、そんな単純な理由ではなかったんですけどね。ネットの『全国ロケ地ガイド』さんの中の、『亀は意外と速く泳ぐ』関連を見てたりして、この辺行きたいなぁと思っていた事を思い出して、朝からDVDを見返し、所要を済ましたあとでいざ三浦方面へ(ちなみに、行きがけに給油した時のあまりの値上がり幅に早くも挫折しかける)。という事で、今日は『亀は意外と速く泳ぐ』のロケ地をめぐりながら、マグロも食べてついでに海を見ながら露天風呂とかに入っちゃえるかもツアーなのです(ちなみに、そーいう理由から今回のブログは映画を見ていないとさっぱりな内容になります。あ、いつもそんな感じですか?いや、いつもに増して…)。
ま、そんな下準備もしてるわけではないので、この映画を観た当日のブログにも書いている百段階段と洞窟の家の2つをとりあえずの目標に出発。県内という事でずーっと下道で行ったのと、横須賀中央あたりがちょい混んだんでその辺で昼過ぎ。まずは、スズメが亀を捨てに行ったところ加東先輩の子供が流れてきた川にたどり着きました。ここだけほかのロケ地とやや離れて横須賀市内なんですけど、“焼肉屋さかい”と“ハックドラック”の看板を目印に行ったのですぐに見つかる。なんと歴史的にはペリーが上陸したあたりという事で、思ったより海に近いとこだったのね。スズメが助けてなかったら、あの子供海に出てるとこだったんじゃ…。本当はココは夕焼けの時間帯に来たかったんだけど、この後の予定とか考えると帰りに寄った場合日が沈んでる可能性もあったので、明るいうちに立ち寄り。
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そこから南下して三浦市へ。基本的に三浦市内で撮影されているのでここからはあちこちで“ここも映ってたかも”てな風景になってくるんですが、まず目についたのがスズメとクジャクがバスを待っていたバス停。ま、クジャクはトラックをヒッチハイクして行ってしまうんですけど、確かにそうしたいくらい、ほとんどバスって見かけなかったような…。それに通り過ぎられちゃったスズメはその後相当待ったんじゃ…。
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で、実はこの辺でメインのひとつでもある洞窟の家があるはずなんですね。映画を観てる限りでは海沿いの道から見える設定なんですけど、海沿いの道からはそれらしきものは見えず。洞窟と言うと、場所的にはこの先に結構有名な洞窟スポットがあるんですけど、仕入れていった情報の住所はその手前あたり。となると地図上でちょっと車道から外れたあたりになるのかなと思いつつ、車で行ってみるとほっとんど車幅くらいの道になってしまいアウト。では、どこかで車を置いてと思ったのですが、この日はものすごい風で(ちょい先でスズメが北風の音を録音していた風力発電の風車がグリグリ回っていました)*1、特に海沿いは砂も巻き上がっちゃってる位だったため、あえなく捜索を断念。早くも目標の一つをクリアできずです。近辺の崖とかに走ってる断層が似てるんであの辺なんだと思うんだけどなぁ*2

三浦半島の突端を手前にして見つけたのが、スズメがクジャクを待つ間縄跳びをしていた公園。あの、ベンチババァがいた公園です。が、ベンチババァのいたベンチは無い模様。ま、そりゃそうだよな。ラスト近くのシーンを考えたらあれは小道具だよ。でも、その辺り、なんか掘った跡とかも無かったみたいだけど。思ったより、というかかなり小さい公園でした。一応、車に縄跳び積んであったんでやっておこうかと思ったんですが、親子連れが1組だけいて、特に父親が警戒心アリアリな表情でこちらを見ているので断念。いいじゃん、ただの草むらの写真とか撮ってても。この下にはすごい秘密があるの!
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てなところで、三浦港に着いたので遅めの昼食。ファンならサルタナのそこそこラーメンを!ってなところでしょうが、さすがにあれは映画の中だけの話だし(エスプレッソも無いだろうし)、その舞台になった店に入って“そこそこのラーメンでした”なんてブログに書けるわけも無いので、当初から調べていったマグロ丼を出す店に。美味。行ってみたら映画の中で再三登場する商店街の手前にあって、レンガ色の道路がまた雰囲気を出していました。

そしていよいよこのロケ地めぐりのメインでもある百段階段に向かうわけなんですが、その途中、商店街を歩いていくと、前述のそこそこのラーメン屋“サルタナ”の撮影に使われた中華料理屋がありました。サルタナって名前も凄かったけど、本当の名前もなかなか。さすがスナックダンディーとかスナックルンルンとかが並ぶ街なみ。

で、その商店街のはずれあたりで曲がったところについにありました百段階段。いやぁ、この映画を象徴する“いかにも”な風景だったんで感動しました(ちなみに、階段脇のウクレレ屋さんは酒屋横の勝手口かなにかで、何も無く扉がしまってました)。ここを目の前にするとやはりスズメのこのセリフ。“よし、この階段30秒で登れたら良い事があるのだ”。と言うわけで挑戦!と思いきや、しまった秒単位が計れる時計が無い。あわてて考えた挙句、たしか携帯に『24 -TWENTY FOUR-』のCM前のカウントを模したアプリが入っていたことに気づく。と言うわけでそれを起動していざ挑戦。22秒!。というわけで良い事あるのでしょうか。ただ、おかげでスズメの気分と言うよりはジャック・バウアーになった気分なんですけどね。百段階段を登った先は海まで見渡せてかなり景色の良いとこでした…が、ここってその先がお寺の敷地内という事で、お墓参りの人以外は入れないのね。スズメはどこへ行こうとしていたんだ?ってか、あのリンゴ売りはどこ歩いてたのかと。ちなみに、実際には86段くらいだったかな?、100段はありませんでした。
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そういえば、階段と言えばもうひとつ。スズメとエツコが“♪スッズメ、エッツコ”と言いながら登る階段ってのもありまして結構好きなシーンなんですけど、こっちについてはほっとんど情報が無くって、ただ百段階段(&そこそこラーメン屋)のすぐ近くにあるこの階段がそうなんじゃないかなぁと思ってるんですけど。これはちょっと自信なし。やはりここも登った先はお寺の敷地という事で、エツコの家に向かう階段って頭があるために違って見えるのかも…。

百段階段のお寺の向こう側にぐるっと回ったところにある学校。ここの校門が2人が通っていた学校でした(カバンのシールの貼り方を比べたところ)。実際には小学校だったのですね。というわけで校門に近づいて、映画のシーン同様の角度から写真を撮ろうとしたところ、その先には体操服姿の女子児童が。ん?これ撮ってたら良い事どころかお縄獲得か?との考えがよぎり、女子が映らない角度を探して写真を撮り、逃げるように次の場所へ。

小学校を越えて坂を下ったさらに先、ちょっとはなれたところにありました永久パーマの理容店。かなり歩いてきたのに、すぐ手前にスーパーがあったのか。なんだ、なら車で…いや、この駐車場は買い物客用ですからね。歩いてきて正解です…。店にはさすがに“永久パーマ”とは書いてませんでしたし、ちょうどお客さんが入ってるところだったんですが、店の主人も踊りながらはやってませんでしたね。ここも、なんか店の前で大工風の皆様が休憩中で、不審なヤツを見る目でこちらを見ていたので、遠くからの写真のみで退散。

そこからまた海の方に戻り、最後に訪れたスポットがスズメがストローで肝臓を作っていた喫茶店。実は、来る途中に車から見つけてはいたんですけどね。着いてみてびっくり。加東先輩と会っていた喫茶店もココだったんですね。角度を変えて撮られていたので、同じ店だと思っていなかった。と言うわけで、加東先輩の子供なめで店内から見えていた風景も…と思ったところに、思いっきり車を駐車する輩が。カメラかまえてるんだし、駐車場ほかにもあいてるんだから別のところにとめればいいじゃん!そりゃ、駐車場にある寂れた看板撮ってるとは思ってもいないだろうけどさ。まったく。
 
この時点で3時半くらいかな。もう少し探せばまだ別のスポットとかも見つけられたのかもしれないけど、さすがに歩き疲れたし海で砂もかぶったんで、今日はここまで。もうひとつの予定した場所へと向かうのでした。

*1:設定は北国だったんだろうけど、ここのロケ地もすぐ近くなのね

*2:でも、帰ってから改めて公式ブログを見返してみると県道のすぐ横って書いてあるな…。あれ〜?