『シムソンズ』

パンフレットの写真…って載せちゃマズ

てなわけで、トリノカーリングの日程も全て終了したことだし、改めてで俺内時間を4年前のソルトレークモードに戻した上で、映画『シムソンズ』を観て来ました。なんか、朝イチなんつー健康的な時間に行ってしまったせいか、はたまたほかにも理由があるかはわかりませんが、劇場はそんなに混んではいない感じ。ま、思いつきで、ネット予約も締切ってるような時間に出てきてますから、満員でも困っちゃうんですけどね。
シムソンズ』は説明するまでもなく、4年前のオリンピックにカーリング日本代表として出場した実在のシムソンズの4人をモデルにした話。なるほど、よく見ると名前も似せてある。ということは、当時スキップだった加藤章子が加藤ローサ演じる伊藤和子ね。で、林弓枝小野寺歩がそれぞれ星井七瀬演じる林田史江と高橋真唯演じる小野菜摘*1で、実際にも最後に合流した小仲美香が藤井美菜演じる尾中美希という事ですね。ホントに小仲美香は最初の頃はあーいう性格だったのかなぁ、って、ん?“小仲”は結婚後の苗字のはずだったような…。高校時代の設定なのに…(しかも、企画協力としては旧姓に戻って名前連ねてるしね。ま、でもオリンピックでシムソンズを観ていた我々にとっては、やはり彼女は小仲美香だからいいんか)。という事は、劇中でカーリングを辞める事になる史江に“私の事みつけてくれてありがとう”と叫ぶ菜摘、そして最後の試合で動揺する史江の手を握る菜摘、あの2人が今のチーム青森なんだと思うと、なんか感慨深げ。
ストーリーとしては、非常にわかりやすい青春群像劇。もう、ちゃんと思うとおりに話が展開してくれる感じ。いや、こういう映画はそうじゃなくっちゃね。叙述トリックとか入ってたらびっくりだもん(映画で“叙述”はないだろ、って突っ込んどいてください)。カーリングの普及なんかも目的にあるんだろうし。しっかり途中でカーリングのルールやテクニックの解説が入るからね。でも、オリンピックのカーリングが意外と盛りあがっちゃったから、これ見に来るくらいの人は予備知識あるかもね*2。むしろ、五円玉の表裏の解説があった方が良かったかも…。水に落ちた瞬間、表か裏かどっちかわかんなかった人いたんじゃないのかな(ちなみに、五円玉についてはあっちが表って説もあるんだよね…)。
それに、小難しいストーリーになっちゃうと、加藤ローサのかわいさを見てる暇なくなっちゃうしね。なんなんでしょ。和子を演じる加藤ローサは表情とかしぐさとかことごとく良いですね。Cafeしゃべりたいで流氷ソーダが出てきた時の表情が俺内ベストです*3。でも、これって男にだけウケる系なのかな。一応、加藤ローサは私の周辺では女性にも評判いいですけどね。あ、あと、みんなと打ち解けてきて、表情が穏やかになってからの藤井美菜も良いです。はい。彼女、インテルのCMに出てた子なんだ。気付かなかった。
で、シムソンズの4人もさることながら、コーチの大宮平太を演じる大泉洋がめちゃめちゃカッコイイ役じゃないですか。さすが北海道が生んだ大スター。マジ演技ですね。たまに洋ちゃんに戻っちゃったりしてますけどね。“ゼロからかよぉ”とか。そういえば、この大宮平太も実在のモデルがいるとのこと。びっくり。
で、ラストに実際のシムソンズの写真が挿入されるのはニクい演出なんですが、その直前のカット。あのカットで終わるというのは、ちょっと鳥肌が立ちました。すごい。あの衣装の4人の画像とか欲しいんだけど、公式のムービーブログにも、撮影シーンすらないのね(ラストシーンなんだから、当たり前っちゃ当たり前なんだけど…)。こりゃ、DVD出たら買えってことかな。ま、俺的には買う価値アリですけど。かなり満足でした。とりあえず、この映画には話題になってもらって、で、カーリング系の映画の企画がこれと別にも進んでいるらしいし、んな感じでカーリング熱を持続させて、せめて来年の世界選手権は全国ネットで放送して欲しいな、と。


俺内ランキング(2006.2.25現在)

  1. シムソンズ』(映画)
  2. 流氷ソーダを前にした加藤ローサ:『シムソンズ』より(芸能人)
  3. 『暗黒童話』:乙一(書籍)
  4. 五円玉を拾い上げる藤井美菜:『シムソンズ』より(芸能人)
  5. 畳を背負う高田昌美:MX『鈴木タイムラー』より(フリーアナ)
  6. 夏見円:距離スプリント代表(アスリート)
  7. 時効警察』:ANN(テレビ)
  8. 『ストーンは1人で投げるんじゃない、4人で投げるんだ』:シムソンズに指導する大宮平太(名言)
  9. 『BLUE TEARS』:JUDY AND MARY(ちょい懐音楽)
  10. スウェーデン×スイス:トリノ五輪女子カーリング決勝(スポーツ)

次点:『半身浴の場合、上を半身浴が出来るのは犬神家の一族の死体の人だけですから』:『深夜の馬鹿力』にて小林麻耶アナの半身浴を“下半身浴?”とツッこんだ山崎に対する伊集院光(名言)

*1:どーでもいいけど、菜摘が最初に眼鏡をかけていて、後に外すようになるって言う設定は、絶対あのCMを意識してるよね。あの、やたらと目が赤いCM

*2:自分も素人考えながら、最後のエンジェルズとの試合とか“ここはダブルテイクアウトした上で自らも出てドローに持ちこんで…”なんて考えながら観ちゃったし

*3:ちなみに、Cafeしゃべりたいも流氷ソーダ実在するのね。びっくり。行ってみたいぞ。流氷ソーダは「小」でいいけど…