『新選組!! 土方歳三最期の一日』

うーん、古畑第一夜と同じ時間帯になってしまったのは、脚本の三谷さんも変更を両局に申し出ていたと言うのでしょうがないとして、よりにもよって象山先生と総司が出演する第一夜の日にしなくてもなぁという気はするのですが*1。というわけで、私は古畑が録画でこちらがオンタイムです。
大河の『新選組!!』の続編、箱館での最期の一日のドラマ。あれ?続編って。榎本は草剪剛が演じてなかったっけ?という野暮なツッコミは置いといて。まぁ、やはり1年間『新選組!!』を見ていたものとしては、近藤を中心とした話であったために本編はあそこで終わらせたのが正解だったと思うのと同時に、続編としては描いて欲しいというわがままな希望もありましたんで。その上で、ストーリーの中で土方が山南を語るシーンや、あのコルク栓をまだ持っているという話が入っていたのには感動です(そういえば、1年前の本編終了後の総集編では、後日談としてナレーターをしていた総司の姉のおみつさんがあのコルクを持っていたような記憶なんですけど、今回土方が多摩にあのコルクを届けさせたのが繋がるのか?)。ま、個人的にはあの後も生き延びた永倉新八原田左之助のその後とかも見たかったりはするんですが、それこそ佐之助なんかは中国で馬賊になった説もあるくらいだからそこまでやったら別の話になっちゃう。そんな中、会津に行ったあとの斉藤一がちゃんと近藤を葬るシーンがあったのは嬉しかったです。
あとは、あの有名な土方の写真を山本耕史で再現していたのには参りました。死に方はちょっとあっけなかったけど、土方の晩年を語る中ではむしろドラマチックにされるよりも“らしい”と言う感じでね。本編放送時に“五稜郭までストーリーを続けてくれ”って言っていた函館の人たちもこれで満足したでしょ。ただし、私は満足することなく1時間ちょいのインターバルをおいた後、録画した古畑にかかるのです。

*1:まぁ源さんはしょうがない