『Jam Films』

なんとなくレンタル店で見つけて借りてきました。豪華7監督が共演した短編集。もちろん公開された当時に話題にもなりましたし、3作目の『Jam Films S』を先に見ているんで知らない話じゃなかったんですけど、なんか見ていなかった。堤幸彦とかの短編もあるんで興味はあったんですが、岩井俊二とかが前面に押し出されていたんで、流行りで見てると思われるのが嫌だってんで敬遠してたりしたのかも(嫌な性格だね、コレ)。
やはり15分ずつという事で、ストーリーをしっかり作るというよりは雰囲気や世界観で持ってく話が多いかな。そんな中、なんの変哲もない日常な雰囲気でちょこっとしたストーリーを見せている感じの『けん玉』はなんか好きですねぇ。篠原涼子のミンチを作ってる表情は普通じゃなかったけど、日常の中でのちょっとしたアクセントをちょうど15分で長くも短くもなく見せられた感じ。ま、私が必要以上に日常を感じたのは、ロケ地が生まれ育った中野だったからかもしれませんけど。あと、『Jam Films S』で出てきた山崎まさよしのキャラはここからのつながりだったのね。なるほど。
Jam Films S』との繋がりといえば、綾瀬はるかはこのシリーズでは毎回エロターゲットなのね。前回(ていうか俺的な前回。実際は次々作)は妖しげなエロだったけど、今回は思いっきり童貞目線のエロなのね。ちなみに、彼女はルックス的には特に好みとかではないんですが、この作品で注目している“部分”については彼女はかなりOKです。あと、堤作品の『HIJIKI』は前フリで期待させといてその振り幅で落とす作戦ね。逆シックスセンス狙いか?
で、なんだかんだ言って、一番面白いと思ったの岩井俊二の『ARITA』でやんの、俺。あの世界観には参った。パップラドンカルメに匹敵するような位置付けの理由もわけもない不思議さ(パップラドンカルメがわかんねぇって!昔ポンキッキで♪パップラドンカルメの噂〜って歌があったのさ…)。途中、無理矢理15分にするための尺あわせ(たぶん)で、ARITAが暴れ出すシーンの冗長さはちょっと違ったんだけど、最後にインターネットで“ほかにもARITAを知ってるヒトがいる!”という含みで終わってしまうあたりで完璧世界にハマりました。かなり良いです。ところでARITAって何ですか?


俺内ランキング(2005.12.18現在)

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次点:ゆず塩麺:阿夫利(食品)

*1:言うに事欠いてみうらさんの“ジャーが良いんですよ”発言に乗っかってかなくても