『逃亡者・木島丈一郎』

ま、とりあえず『交渉人・真下正義』観ましたから。そうすると、『踊る…』からその対照的な位置付けにいる室井の映画が作られたように、真下と対極にいた木島のストーリーも脳内では膨らんでいるわけでして。こうして現実化されるというのは好きな人間としては非常にうれしい事ですね。(ただ寺島進さん、非常に渋いいい役者さんなんですが、いつも“名傍役”って位置付けなんで、それこそたけし映画とかでも観ていない人が“自分が知らない”ってだけでつまらない評価しそうな気がして、こんな良い時間に大々的にやっちゃうのは大丈夫かなぁといらん心配してたりしたんですけど…)。
木島が主人公という事で、真下と対極的に足と勘を頼りにした(ドラマの中での)昔ながらの刑事が描かれるはずですから、泥臭いストーリーになることは予想してましたけど、その期待に応えてくれる半面、きっちりキャリアとの対立構造も残してくれていて、全く雰囲気違う話なのに『踊る…』の面影が感じられました。
あとは、リンクも結構あったしね。実は今回はあまりその辺意識しないで見ていたんだけど、青森署の入り口にピンクサファイヤGのみならず、本広作品の『マエストロ』のポスターも貼ってあったのを観て“おおっ”って感じ。相変わらずカエル急便も出てきたし、松重さんの爆処の隊長もキーパーソンとして活躍してくれたしね。もう1回観てまた探さなきゃ。
で、なんと言っても『交渉人…』の2ヶ月前というストーリーだったんで、そこへの繋がりをちゃんと作ってあるのが嬉しいですね。あのジャンパーの繋がりとかはいい感じ。それに最後の婚約指輪。『交渉人…』のストーリーは対極にある真下も木島も2人ともがポケットに婚約指輪を準備して、それぞれ同じ想いで仕事してたと考えてもう一回『交渉人…』を観ると、また違った味わいがあるかもです。
そうして観終わって最後の所で、『交渉人…』のDVD宣伝ね。そうだよな。この時期に、2ヶ月前のストーリーという事で、これだけ繋がりのある話を作るってのはなんかあるよね。ま、その辺は全然OKですよ。むしろ、ストーリーの中のたばこのマナーのくだりはちょっといやらしい感じがしたけどね(いや、あのやり取りは凄い好きだったし、スポンサーを上手く使ったネタってのもむしろ好きなほうなんだけどね。その直後にJTのCM入れちゃうのはストレート過ぎで、ちょっと興ざめだったなぁ)。


俺内ランキング(2005.12.10現在)

  1. 『逃亡者・木島丈一郎』:CX(テレビ)
  2. 焼ツナチーズおにぎり:ミニストップ(食品)
  3. 『逃亡者・木島丈一郎』でファーストフードの店員役やってた娘(芸能人)
  4. バブルマン ゴールデンデリシャス(飲料)
  5. こちゅうてんランチ:青葉台・壺中天(食品)
  6. マクセルのCMの志田未来(芸能人)*1
  7. マレー半島すちゃらか紀行』:若竹七海・高野宣李・加門七海(書籍)
  8. W杯組み合せ決定(サッカー)*2
  9. 古畑任三郎(再)』:CX(テレビ)
  10. 置けちゃうビッグのCMの国仲涼子(芸能人)

次点:毒蝮三太夫の入中(ババァいじり)

*1:この子をロリ的な見方では見ていないのは、まぁ自分的にも安心なところなんだけど、“こんな娘がほしい”って気がちょっとしちゃうのは、やべーな俺、すげー年寄りになってるかも

*2:だから代表に選べって短絡的には言わないけど、豪州・クロアチア・ブラジルで、もし2位通過すると次の有力がイタリアって。ここまでカズに運命的な組み合わせってのはちょっとぞくぞくするね。偶然の一致とか運命的な…とか大好きな人なんで