『あけてくれ』
なんか、田園都市線狙われてるんでしょうか。誰か、テロリストが欲しがるようなカバンでも持ってる人がいるのでしょうか（by 24-TWENTY FOUR-4th season）。先日の襲撃に続き、今朝電車に乗りこんだところ車内の電気が急に落ちまして（正確には非常灯はついていた）。一応、電車が止まってるのは急行の通過待ちもあったりする駅なので気にしてなかったのですが、アナウンスで“停電のため発車を見合わせています”との事。ま、今日はいつもより早い電車だし、そのうち回復するだろくらいに思っていると“ただいま停電の原因を調査中ですが、変電所で煙が上がっているのと情報もあります”との事。“情報も”って、噂話かよ！（ちなみに→実際のニュース）。
そうなると話は変わってくる。回復は1時間半後の見込みというアナウンスも流れ、さてどうやって出勤しようかと考えはじめた（半分は、これ口実にサボれるかもくらいの考えだけど）のですが、大量の人が電車を降りて振替のバスに走った所をみると、1本や2本待った所で乗れるものではない。さらに、その振替ってのもバス2本と電車1本を乗り継いで3駅戻るという、すごろくの罰ゲームマスかよ！って感じの振替のため、どうやっても1時間以上プラスになることはわかってる。んじゃ、振替に走った人のおかげで席も空いたし、座ってゆっくり考えましょ、と。
という事で残った課題は会社への連絡。まだだれも出勤していない時間だから、電話しても誰もいない。上司の携帯に電話しようにも向こうもまだ電車の中だろうし、かと言って上司のメールアドレスなどという、こんな場合にしか使い道の無いものを知ってるわけも無し。あ、ひょっとして昔懐かしショートメールっての使えるかも、と思い“停電で遅れます”と送ってみた所、あれって届いたかどうかアナウンスを聞かなきゃいけないじゃないですか。で、聞いているとなにやら車内でもアナウンスが。厩戸皇子でない私はさすがにそっちまで聞けなかったのですが、なにやら急に電車を降り出す乗客も。何言ってたのかな？と思っていたその刹那“はい、それでは一旦ドア閉めま〜す”と、それはタモリの“それでは一旦コマーシャルで〜す”と同じトーンでドアを閉められてしまいました。
どうやら予備電源で電気があるうちにドア閉めちまおうという魂胆だったようで、逃げ遅れた私は車内に閉じ込められてしまいました。しまった！このまま電車から出られずに、異次元にあるあちらの世界に連れていかれてしまうのか！あけてくれ！！なんていう、『ウルトラQ』の本編放送時には放送されなかったエピソードを思い出してみたりして。実際は、手動で幾つかのドアは開けていたみたいだったんですけどね。結局、その後電気は復旧、会社には1時間半遅れて到着しました*1。
ちなみに、帰りにTSUTAYAに寄ったら、その『あけてくれ』が収録されている『ウルトラQ』のDVDがあったので、思わすレンタルしてしまいました（実家に帰るれば『泉麻人のウルトラ倶楽部』で放送された時の録画があるんですが）。あれって、電車に閉じ込められたおやじの描写がものすごくて、すげー怖い話だった記憶があったんですけど、改めて見ると現実逃避の電波おやじの妄想世界って見方もあるな*2。ま、精神的に怖いは怖いし、名作である事には変わらないのですが。
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