『古畑任三郎スペシャル』第二夜にイチロー

正月に3夜連続で放送される『古畑任三郎スペシャル』。第一夜の石坂浩二&藤原竜也新選組!コンビ、第三夜の松嶋奈々子は決まっていて第二夜のみ調整中となっていたのですが、昨日のめざましテレビを見ていたら、イチローが本人役で登場との事。えっと、ココで私、あまり言ったことなかったですが、『古畑任三郎』かなり好きです(ついでに、第1シーズンにはエキストラで何回か出てたりもします。自分でもどこにいるのかよくわからないくらいですが…)。
で、最初にこの“犯人役にイチロー”の報道を聞いた時、まず最初に思い浮かんだのはニューヨークロケで撮られた、鈴木保奈美が犯人役をやった『ニューヨークでの出来事』。これが、基本的にはバスの中での会話だけで進行するドラマなんですが、最後に解決してバスを降りるとそこはニューヨークというね。三谷さんのドラマでは、古くは『やっぱり猫が好き』でニューヨーク編という事で、全編ニューヨークの室内で撮影。“なんだ、セットだったんじゃないの?”って思わせといて翌日の『NY者』という番組で本当にニューヨークだったというネタばらしをするってのもあったんですけど、そのパターンで、今回もダグアウト裏やロッカールームなどでドラマが進行。セットで撮ってるのかなと思わせといて、解決して外に出るとセーフコフィールドという展開かなぁと思って、調子に乗ってミラッキさんのとこにコメント書いたりしたんですが、ミラッキさんのアイデアが“犯人(イチロー)との初コンタクトが「解決編」から”というもの。そうか!そのパターンがあったか。イチローも役者というわけじゃないですからね。
そこで、今シーズンのプレーの映像を中心にストーリーが展開。それと同時にシアトルでの殺人事件が海外のニュースとして報じられる。市警からFBI、超能力捜査官までが動くものの事件は迷宮入りの様相。そんな中、メジャーリーグのニュースを見ていた古畑がある事に気付き渡米(もちろん、警視庁の所掌外なので興味本意で)。セーフコフィールドに出向き、イチローに向かってこう言う。“イチローさん。何故あの9回の犠牲フライの時、三塁ランナーをレーザービームでアウトにしなかったんですか。あなたなら出来たはずだ。あなたには同点にされて延長戦に突入させなければならない理由があったんじゃないですか。あなたはあそこで試合を終わらせてしまってはいけなかった。アリバイを偽装しなければいけなかったからです。違いますか?”全てを認めるイチロー。“あの瞬間。殺人ではなく捕殺を選んでおくべきでしたよ”“残念です”との会話を交してイチローは自首をするのであった。
ってな感じかな。うーん、ちょい詰めが甘いか。でも、正月までこんなこと考えながら2ヶ月半過ごせるんだからね。かなり幸せかも。