フジテレビ深夜枠
なんか、今週はフジテレビの深夜枠が単発の企画番組になっているようで(と思ったら、どうやらBSフジの番組の地上波お試し版なのね)。なんか荒削りな感じもしたものの、企画が面白そうだったんで3つほど見ちゃいました。
まず『ヒトポリー』。山本圭壱チームと細川茂樹チームにわかれて、軍資金の中でなにをやっても良いので、最後の投票で人気を得た方が勝ちというゲーム。山本チームの、人を引きつけるのではなくてゲームのルールを逆手にとって投票してもらうという作戦は、ルール無視ですが、なんかモノポリーのどろどろした交渉戦を思わせるようで良かったです。あとは、投票者側が人数多くてバラエティに富んでたらもっと面白かったかな、と(BSフジの時は72時間で5人の投票者だったようで。今回この辺がコンパクトになっていたのは、突貫工事で地上波版を作ったのかな)。ちなみに、山本チームが私の出身地である中野を中心に活動していましたが、アドバイザーとしてついていた深澤里奈はあの辺の中学で私の後輩だったりするので、地の利をフルに使っとるなと思いながら見とりました。
次に『名刺の花道』(これはBSの番組ってわけじゃないのかな?)。司会のいとうせいこうさんが企画もやってるのかな。雰囲気はいかにも虎ノ門のせいこうナイトでありそうな感じだし。で、成り上がった人のそのターニングポイントだったりを聞くのは面白いんだと思うんですけど、番組の体から、どうしても名刺ジャンケンとしてのゲーム性の方を期待しちゃったので、見たかったものと内容が違ったって感じが残ってしまった。残念かも。
んで、最後が『ディベートファイトクラブ』。ディベートと言うとその昔、やはりフジの深夜でやっていた『TVディベート』を想像しちゃって期待していたのですが、まず最初っから否定派肯定派が決まっているという所で“ん?”。その場で立場が決まって討論をするのが面白いと思っていたのでちょっとがっかり。また、事前にテーマの周知があるというのは知識をつけてくる意味で必要かと思うけど、なんか映像を用意してきてたり、協力者を入れての演出があったりと討論と違う部分があるのは違うかなぁ。なんか無駄にエンターテインメント性を加えてしまった感じかな(反駁とかがカットされてるのも残念だった)*1。それだけに、中野美奈子vs保坂尚輝の最終弁論で、保坂尚輝が中野美奈子サイドの論旨を予想してきてそれをすべて否定する学説をぶつけてきたのに対し、中野美奈子が全く論旨を外してかわすという、論だけのバトルが交された部分については満足でした。ま、個人的に、ゲームになると本気になる保坂尚輝のキャラを見るのが好きってのもありますけど(番組の主旨によってはボケたり賑やかしだけのキャラも必要なんだろうけど、ゲーム性だけで十分面白い番組については、やはり本気でゲームする人がいるのが盛りあがるんですよ)。
ちなみに、翌日の仕事も考えずにこれらの番組を見てしまったのですが、一番見たかった『放送禁止4』は見逃してしまった。毎回、やる度に評判を聞いてみたいと思ってるのに、いつも放送後の好評を聞いて“しまったぁ!”なんだよねぇ。
俺内ランキング(2005.10.13現在)