『恋は五・七・五! 』

公開された時もちょっと観に行きたかったんですけどなんかスケジュールが合わずに行けなかった映画。DVDになってたんで早速観てみました。統廃合になる高校がなんとか高校の名前を残したいという一心で、寄せ集めのメンバーで作った俳句部で俳句甲子園を目指すという話。ちなみにちょっと閑話休題で、俳句甲子園ってあるのは知ってたけど、調べてみたらホントにこの映画と同じで相手が詠んだ句に対して質疑応答があって、という試合展開なのね。なんか、質問に対して解説が出来ないといけないって、俳句ってそういうモンなの?という話もありますが。あ、でも敗者復活戦は映画とはちょっと違うのかな。むしろ映画で行っていた“松山城で一句読んで、それを写真付きで提出”ってヤツのがやってみたい気がするんだけど。
映画の話に戻って。ストーリーは俳句甲子園で名を上げようとした高校が、漢字の書けない帰国子女やルックスへの苦情が原因でクビになったチアガールや野球部の補欠や写真部や不思議少女ってなあたりを寄せ集めて俳句部を作るというところからはじまる。その辺はそれこそ、『ウォーターボーイズ』や『ロボコン』なんかにもありがちなパターンでして、ま、俳句の映画ですから定型に倣って作られている感じ。ただ、映像の方は、不意にストーリーに関係なく主人公の女子3人が校庭で『やさしい悪魔』を歌い踊るシーンが挟まれていたり、映画のテンポを崩して鳥が空を跳ぶ長映しのシーンを延々と入れてみたり、その辺では自由律という感じもしてみたり。
で、その内容なんですが、寄せ集めで作られた松尾高校の面々もさる事ながら、ライバルの古池高校は“句”とかかれたTシャツにジャージで名句を叫ぶ練習を繰り返す全員メガネ男子軍団だったり、予選で闘った聖フェリス学院高校は全てクリスチャン系の句でまとめてくるお嬢様学校だったりと、これは俳句のドカベンなんじゃないかと。ウォーターボーイズが連ドラになる時に、間延びするだけでどうなんだろう?って思ったりしたんですけど、これはむしろ連ドラとかにして、毎回、全て鉄道が絡んだ句を詠んでくるブルートレイン学園*1とかの個性的なライバルたちと俳句で勝負するような展開にしたら面白いと思うんですが。はい。良い映画でした。


俺内ランキング(2005.9.24現在)

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*1:しかも夜関係の季語がテーマの試合には強い