大槻ケンヂ『オーケンののほほんと熱い国へ行く』

今回の、もう1冊の旅友本がこの本です。ま“旅友本”っていう言葉を使ってる時点で、オーケンの本は持ってるだろって感じなんですが。オーケンがセブに行くのは5月24日のランキングで書いた『オーケンの散歩マン旅マン』の方なんだけど、まる1冊海外を旅しているのはこっちの方なので、夏の旅行の旅友本用にとっておいたのです(その時はセブにいくとは思ってなかったし)。
で、この本でオーケンが旅するのはインドとタイ。まぁ、インドのほうはテレビ番組の企画でと言うことで、シタール奏者に会ったりガンジス川で沐浴したりというイベントはあるものの、なにか作られた旅という感じで、オーケン本人も自分的になにも改革されることの無かった“負け旅”だと称しているとおり、芸能人のお仕事報告のフリートークって感じ。
それに対してタイ編はオールナイトニッポンをやっていた頃なので3週間くらいという短い期間ではあるものの、初心者バックパッカーをやっているオーケンの放浪っぷりが面白い&こういう旅をしてみたい感。気の向くままに行く場所を決めてみたり、旅先であった日本人と意気投合してみたり、そして本当に何もしない“無能クラゲ人間”になってみたり。今回の私の旅は旅行代理店がバックについている苦労の無い旅ですし、昨日の角田光代の本の時にも書いたギラギラした奴等との直接接触も少なかったんだけどね(この本ではモノ御いやモノ売りの多さにかなりのページが割かれている)。読み終わったのが帰国便の中だったのですが、やっぱまた来年もアジアかぁ、と思わせる1冊でした。


俺内ランキング(2005.9.8現在)

  1. オーケンののほほんと熱い国へ行く』:大槻ケンヂ(書籍)
  2. ミリンダ オレンジ(飲料)
  3. 『かかとのしたの空』:角田光代『みどりの月』より(書籍)
  4. 『おみやげるの』:セブマクタン空港の売店(名誤字)
  5. 『GUIDING STAR』:TYUNK(音楽)*1
  6. 『茜色の夕日』:フジファブリック(音楽)*2
  7. ドライマンゴー:Profood(土産)
  8. フィリピン航空(航空会社)
  9. ベジタブルライス:キリマンジャロカフェ(食品)
  10. マンゴージュース:サバンナラウンジ(飲料)

次点:ラグーンプール(ホテル設備)

*1:帰国後、成田からの帰りの車のFMで最初にかかった邦楽。帰国早々良い曲じゃないですか

*2:そして2曲目がこれだった。やはりフジファブリックは良い