『トランス・バリ』

なんとなく借りてきたCD。“ガムランの音色が…”ってな感じの紹介文が書かれていたものの、タイトルから勘ぐって“またガムランによって演奏された曲を安易にトランスアレンジしたアルバムなんじゃないの?”くらいに思っていたのですが、フツーにバリ舞踊の音楽集でしたね。すまん。
ガムランの曲の中でも激しめの曲、舞踊の中ではバロンが暴れている場面だったり、ハヌマーンが闘っている場面なんかで流れていそうな曲が中心です。バリの民族舞踊系の曲は、伝統的なものも観光客向けのものもひっくるめて手放し大歓迎な私ですので、満足ですのだ。以前にこの辺が見たくてバリに旅行した際に、サレン・アグン宮殿でレゴンダンスを見てきたんですけど、その中のラッサム王が闘ってるシーンとかを思い出す感じですね(そういえば、一昨日くらいにテレビで井川遥がサレン・アグンに行ってるのを偶然見たな)。
ま、ガムランの音色でトランス状態に入るとなると、どっちかと言うと静かめの曲で癒されてって感じなのかなとちょっと思ってたりはしますが。で、激しくトランスするのはケチャの方で。ケチャはその時宿泊していたホテルのショーで見たんですけど、バリっ腹で苦しんでいたのに、男達の“チャッチャッチャッチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカハーーーアッ!”という叫びで一気にトランス状態になって、その瞬間だけ下痢が止まってたもんね。その時、とっさに携帯の伝言メモに録音したのが今でも残ってるんですが、時々仕事につかれたりすると、それ聴くと復活できたりします。急に携帯の伝言を聞いたかと思うと元気になってるっていう、端から見るとかなり怪しい奴ですけどね。