『交渉人 真下正義』

元の『踊る大捜査線』は普段ドラマをあまり見ない私にしてはめずらしく、CMで流れた『RHYTHM AND POLICE』に魅かれてほぼ全話観ていたんですけど*1。当時は、人に奨めてもほっとんど食いつく人いなかったんですけどね。それがこんなスピンオフ作品も出来てしまいました。制作発表された時は、端役がメインにと言う事が珍しいと取り上げられる事が多かったんですが、ずっと観てくると内田有紀の番外編湾岸署婦警物語もあったし、また真下というキャラも当時から番組内で持っているとされた個人サイト『The DRAGNET』を実際に立ち上げるなどして番組から独立したキャラとして育ってましたからね。時が流れればキャリアとして湾岸署を離れるのは必至だったわけだし、それが映画OD2で“交渉人”というキャラを得ちゃったからには、独立した作品になるのもフツーの流れって感じもしてるんですけどね。
今回は、真下が本店の交渉課準備室課長という事もあり、また東京の地下鉄が舞台となるため、お台場の湾岸署を離れたストーリーになる事から湾岸署の人間は出難い展開なのかも知れませんが(緒方と森下は広域配備で新宿に駆り出されてたけど)、だったら杉並署の篠原室長とかも出してほしいという気も。ただ、SATや爆発物処理班など通ドコロの出演者が再出してるのは良いですね。また『踊る』シリーズのお約束である“リンク”も健在で、いきなりオープニングのレインボーブリッジ封鎖の話から始まり、コスプレ駐禁男、そしてカエル急便と立て続けに来ましたからね。そういえば、ナンバープレート遊びも健在で、カエル急便の車のナンバーは“269(フロッグ)”でした。今回も、DVD出たらいろいろ探さないと。
で、ドラマの方では本店×支店だったりキャリア×ノンキャリアの違いであったりや衝突であったりと言う所が話の中心になっていたのですが、今回は本店の中での話なのでその辺は無いのですが、最新技術を使った交渉課の捜査×捜査一課の足を使った捜査だったり、プロファイリング×経験に基づく勘だったりという対立構造が本店の中にもあるという事で相変わらずの『踊る』的なストーリーを展開していました。そしてさらに、事件の舞台となる地下鉄の社内でも最新技術との対比で古くからの線引き屋という同じ構図があるというのが良いですね。また、地下鉄の片岡総合指令長にとっての矢野広報の存在が実は…、というのも『踊る』本編で室井と青島の関係が吉田副長官と和久さんの関係と同じだったのを彷彿とさせてファンには嬉しい展開。
ちなみに、どう考えてもエンドロールの後に『室井慎次』の予告があるのはわかってるし、また『踊る』のエンドロールにはネタが隠されてるのもお約束なのに、相変わらず席を立つ人がいるのはなんなんだろう(ま、レイトショーだったってのもあるかもしれないけど)。うーん。それにしても、その最後の写真も含めて(一つ手前の呑み会写真はウケたが)、真下と雪乃さんはくっつく方向なのかな、やっぱ。今後もストーリーが続くのであればつかず離れずが面白いんだけど、青島とすみれさんの関係が2人以上にそういう感じなんで、こっちはくっつけちゃうのかなぁ*2


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*1:ちなみに、今回の映画では真下が交渉で声を荒げたシーンで流れてた曲がカッコ良かった。なんて曲だろ

*2:まだ、どっちにもとれる感じだとは思ってるが…