『嗚呼!センリュウ奥の院』

昼に不意にテレビをつけたら“あ、伊集院さんが出てる”と言う事でなんとなく観てた。ま、この時間に伊集院さんが出てるって事は、ヌル〜い番組だろうなぁと思ってて、その通りだったんですが、そのヌルさがちょっといい味だしてる番組でした。
基本的には視聴者が送ってきた川柳を芸能人審査員が得点をつけるだけの番組なんですが、まず17文字にあわせて最高点が17点=そのためアシスタントの島崎和歌子*1だけ持ち点が1点という中途半端さね。で、投稿してくる人は半分以上が50代以上の方だったんですが、胡蝶蘭江戸むらさきがその川柳をコントとして演じるっていう番組なので、一生懸命バラエティに合わせた川柳を読んでみている。それを審査する堀越のり根本はるみも一生懸命川柳を理解しようとコメントしている。ところが、頼みの中島誠之助はマイペースに上から添削とかしてるしで、伊集院さんと司会の三宅裕司さんがその間を取り持ってなんとか調整し様としている、みたいな感じ。もうみんなが遠慮しながら探り探りやってる感がいい味でした。しかも、この50過ぎた投稿者たちもみんな律義に俳号(って言うのかな?川柳でも)をつけて書いて来てるくらいだから*2普段から川柳を嗜んでいる人たちだと思うんですが、ことごとく上手くないんですよ。これじゃ救い様が無いです。出演者が頻りに“この番組がレギュラーになったら”を繰り返すのですが、レギュラーはちょっと…。でも、年に1回くらいだったら、この手探り感を楽しみたい番組でした。

*1:番組紹介のページを見ると、ただ1人のゲストという事になっているんですが。…ゲスト?

*2:ま、30過ぎてNEWラジパラザウルスとか名乗ってる奴もどうかと思うけど…