『MSX TYPHOON』

ミラッキさん( id:mirakki )のトラバドゥーラが飛んできました。この“♪10ダースくらいのトラバドゥーラ”ってフレーズは言わずと知れた岡村ちゃんの『ラブ タンバリン』の歌詞からなんですが、当時から“トラバドゥーラ”って何だよ!?って感じだった。そこで、何の気無しに検索してみたら、ミラッキさんがトラバドゥーラ飛ばした先しかひっかからねぇでやんの。もはや、これは岡村ちゃんの手を離れてミラッキさんのフレーズだね(一応、1コだけそれらしき答えが見つかった。“吟遊詩人”って意味なのかぁ。“言葉のなかから”だから意味通じるのかな、それで)。
ちなみに、こんな発売からも話題になった時期からもしばらくたってからmk2さんのmemoで取り上げられているってのは、私が紛らわしい書き方したからでしょうか。文章の流れでああなっちゃいましたが、YMCKと比べる気は毛頭ありません。『ジョン・コルトレーン回転木馬の夢を見るか』は昨年末の俺内ヘビーローテーションだったんで、音のあそび的には完全にYMCKの方が上。同じ土俵では比べるものではないかな(『B-Dash』はマリオの音源自体はそんなにいじってないよね)。トンガリキッズは“ズルい人見つけた”的な喜びでしたね、実際(取扱説明書とかCDのラベルとか。いまは消えてしまっているみたいなんですが、レコード会社のホームページもかなりズルかったらしい)。
で、私が“むしろYMCKと聴き比べる事でどっちも面白いぞ”って思ったのがARAKI KENTAの『MSX TYPHOON』ってアルバムですね。全曲、MSXだけで作られたってのがウリなんだそうで。ま、いろいろ調べるとMSXからゲームとかに入ったひとにはいまだに思い入れが強いのでしょうか、結構いまだにつかっている人も多いみたいなのですが。YMCKがゲームをやった後に誰もの脳内に残ってしまうメインの音をふんだんに使って遊んでいるのに対し、『MSX TYPHOON』の曲はどれも一瞬だけ流れる音とかメインの曲のバックでブ〜〜〜っていってる音とかを使って組みたてられてるってイメージ(あくまでイメージです。サンプリングで作ってる曲ではないので)。でも、どっちも小学校時代に遊んだゲームの画面が脳内に蘇ってくるような感じなんですよねぇ。はい、こっちも良いですよ。