『ホワイトアウト』

テレビでやってたんですね。私は“なんか2週間前くらいにこんなの見たような…。デジャヴ?”と思いながら、裏の『ダビンチコード』便乗番組の方を見ていたんですけどね。あ、正確にはダビ公が終わってからラスト30分だけ『ホワイトアウト』観ました。“なんで30分だけ?”という思う方もいるでしょうか。いや、実はこれは私が常々提唱している、正しい『ホワイトアウト』の見方なんです。
私はこの話、映画公開前に小説で読んで知っていたのですが、どうもラスト50ページくらいの展開が納得いっていなかったんです。なんか偶然勝っちゃった的な感じで。そこで映画が制作された。映画ではさすがに時間の制約があるため、笠原が赤い月に加わった背景とかが細かく語られていないなど、どうしても端折らないといけない部分がありやや消化不良なんですが、ただエンディングだけはちゃんと闘って勝った感を持たせてくれたので、こちらの方が好きなんです。
よって『ホワイトアウト』を楽しむ場合は、まず小説で読んで、ラスト50ページくらい(警察が犯行グループのヘリの予約に気付くあたり)を残して、そこからエンディングは映画で見る、と。これからの人は、ぜひご参考に。