『時空警察捜査一課』
毎年年末のお楽しみが、今年は秋口にPART4があったんで正月番組として登場。録画しておいたのを1日遅れで観ました。前に『新選組』の時に“歴史全くわからない”って書きましたが、おそらくこの番組で“義経はジンギスカンになった説”や“明智光秀・南公坊天海同一人物説”とかを観ていなければ『新選組』を観ることもなかったのではというくらい、私がはじめて“歴史おもしれ〜”と思った番組です。
一応“ドラマ”なんでフィクションではあるんですが*1、すべて実在する資料とかがもとになっている話。とはいえ、もちろん『竹内文書』みたいな“トンデモ”が混じっている可能性もあるので“諸説あるうちのひとつ”として観るのが大事だったりするんですが、毎回“こっちの方が真実なんじゃないか?”って思わせられてしまうんですよねぇ。
今回は『秀吉が天草四郎になった説』と『ヒトラーはなぜ悪魔になったか』。毎回3〜4本やっていたのですが、今回は2本をじっくりと言う感じで、ただそれなりに『秀吉』の方は資料も多く、秀吉が四郎の加勢に瓦を投げるシーンなんかは“やりすぎなんじゃぁ”って思ってたら、島原で豊臣の紋の入った瓦が発掘された話なんかが出てきて“おおっ”と思ってしまいました。
ただ1点、不満だったのは(っていうか、PART2以降ずっとなんだけど…)、篠原涼子演じる霧山巡査部長が出なかったこと。PART1で『タイタニック保険金殺人説』を捜査した後、PART2からは女性捜査員としては小池栄子演じる風間巡査が出ているんだけど、この2人は単なる“女性捜査官”という位置付けだけでなく、それぞれにきちんとした“キャラ付け”がありました。風間巡査は女性の視点から(時にフェミニスト的に)歴史を見るキャラなのに対し、霧山巡査部長は歴史を科学と確率で検証するキャラ。で、この『タイタニック…』で使われた捜査方法凄い好きだったんで(ちなみに、世界史からの捜査ではこの話が一番好きだった)、ぜひ霧山巡査部長には再登場して欲しいんですよねぇ。上記の理由で女性が2人いても被るキャラではないため、なんとかPART6では!
俺内ランキング(2005.1.6現在)