『新選組!』その2
さすがに、1年間の総括は簡単には無理なんで、もう思いつくままに列挙。
☆土方歳三=山本耕史さんの“してやったり”って時の目。どこかで見たことあると思っていたら、スマステ見て気付いた。山本さんがマジック披露した時の目ね(ファントムペインの深町慎史で見たんだ)。
☆沖田総司=藤原竜也さんはルックス的にはコレまでの沖田の中で一番かも。沖田は美男子説と実はヒラメ顔説と諸説あるけど、どっちでも行ける顔(誉めてますよ…)
☆島田魁=照英の鳥羽伏見の永倉を引っ張りあげたの史実なんだ…。そりゃこのキャストになるわ。
☆源さん=向島巡査=小林隆さんのマトリックス風最期。賛否はあったようだけどあれで良かった。毎週悲しい別れが続き、さらに鳥羽伏見というターニングポイント的出来事に埋もれず、きっちり井上源三郎の最期が印象に残ってる。
☆永倉新八=オウムの声=ぐっさんは今更言う事無し。だってこの人天才だもん。器用過ぎ。あと原田佐之助=山本太郎さんも。シリアスとコミカルを1秒で切りかえられるのはさすが。あと佐之助は大陸に渡って馬賊になってて欲しい。
☆松平容保=禄郎さん=筒井道隆さんは、はっきり言って前半はバカ殿にしか見えなかったんだけど、ダメダメな慶喜と並ぶようになると誠実で頼れる存在に見えてくる。これって結構、範朝さんと禄郎さんに近いのでは。
☆徳川慶喜=村井先生=今井朋彦は『HR』と『新選組!』では近藤勇=轟先生=香取慎吾さんに対する態度が正反対。村井先生はイカツい顔だけどきちんと轟先生をフォローもしてくれる役。反対に慶喜はイカツい顔のママ最後には近藤を切り捨て。しかし、どっちもはまってしまう今井さんさすが。
☆今回の脚本で凄いと思ったのは、憎まれ役に書こうと思えばいくらでも書ける高台寺党の伊東甲子太郎=谷原章介さんや藤堂平助=中村勘太郎さんの最期を、新選組思い入れ目線で見ている人にも許せる話にした事。
☆ただ、私が今回、一番思い入れして見てたのは山南敬助=堺雅人さんなんですよねぇ。2週にわたった池田屋よりも山南さんの切腹が俺内ヤマだった*1。今回の大河以外の新選組ってほとんど見たこと無いんだけど*2、ここまで山南さんが前面に出てくる新選組ってめずらしいようですね。で、途中から興味を持ち始めていろいろ調べながら見ていて、山南さんの最期はどのように描かれて来たかってのを様々聞いていたんだけど、そのどれよりも美しい明里との別れでしたね。1年間のうちの俺内ベストシーンでした。
ま、堺雅人さんは、3月くらいにまたランキングに入ってくるでしょうから、その時にでも。
って、いろいろ書いてきたけど、まだ近藤が出てきてないし!。ま、しばらくランキングされてるだろうから、また書くか。ちなみに、いま読んでる『新選組100話』は、現在、鳥羽伏見のあたり。
俺内ランキング(2004.12.13現在)