『廃墟〜解体新書〜』

一部で話題になり、この手の廃虚本とかの先駆けになった『廃墟の歩き方』監修の廃墟Explorer栗原亨さんがやはり監修をされたDVD。廃墟というと肝試し的な見方をしてしまう人が多く、その手のサイトや体験記なんかでも、夜に潜入しているようなものも多々ある中、この人の本やサイトはちゃんと昼間明るい中で撮影されているため、ある種“遺跡”的な見方が出来ていいんですよねぇ。
よく、何がいいの?と聞かれるのですが、一言で言うと“自然が作り上げた人工物”という不思議さでしょうか?*1で、上に書いたように“遺跡”みたいな感覚で見ちゃうんで、特にでっかい建造物なんかの廃墟は非常によいです。
このDVDでいうとI鉱山とか由良要塞友が島地区などの外観は幻想的でもあり、またすげぇかっこいい!もし小学生の頃に、近所にあったら秘密基地にしたいっ!!っていうくらいの良さ。
また、その佇まいの異様さが面白いものもありますね。このDVDの麻布ゴーストタウンなんかは、廃墟群ナメの六本木ヒルズみたいなコントラストがとっても素敵な風景でした。
ちなみに、こんな“基地にしたい”廃墟の最高峰である軍艦島のDVD買うかどうか迷ってるんですよねぇ。誰か観た人います?

*1:暴走族とかの落書きも自然なのかといえば…。ま、この場合ある程度までは自然かな、と。