『時効警察』
普段基本的にドラマとか観ない人なんですが、放送前から観るの決めてたのなんて久々かも(あ、次のクールも『富豪刑事』ちょっと観たかったりするけど…)。まぁ、三木聡演出で、岩松了でふせえりだったら『亀は意外と…』からの流れで観なきゃいけないでしょ、ってな感じで(オダギリジョーだから『インザプール』からの流れか…)。
時効事件を趣味で捜査するというのがこのドラマの設定ですが、別に普通に事件を捜査するんであってもストーリーとして成立するところを、この設定のおかげで変なキャラクターの警察官と、無理からに同じ役者さんが15年前を演じる面白さを得ちゃったのが勝ちですね、もうこのドラマ(おかげで、永作博美とか、童顔系の人が多くキャスティングされてたって感じもあるけど)。この辺のなんか微妙に変な設定から入るのは三木聡さんの演出っぽい感じです。ま、演出は毎回変わっていたので、基本線は通した上でその回毎にカラーが違ってたりはしていましたけどね。もう先週の話なんかはいかにもなケラさんのワールドだったし(犬山イヌ子さんの店での不条理な会話のぶつけ合いや、変な夢の話や)。
そんな感じなんで、出てくるキャラクターも基本的に変なキャラばかりなんですけど、そうなると実はいい味出してくるのはそんな中でまともなキャラでありながら徐々に変に染まっていってしまう人であり、このドラマでは三日月役の麻生久美子さんがいい感じでした(公式サイトのキャスト紹介で徐々に変なエピソードが増えていくのが面白かった)。この人って、どーも私的には三谷作品とか出てても地味な印象があったんですけど、このドラマでははじけた部分が見れてよかったです。はい*1。さすがに先週のアクション技は本人じゃないんだろうけど。三木聡さんの絡む話ってやたらとこういう無駄なアクションが出てくる気がするけど*2、器械体操やってた人なんだっけ?
あと、なにげに番組終わりの“このドラマはフィクションですが…”の部分に細かくギャグを入れてあったのも毎週楽しみでした。気づいたの途中からだったんだけどね。これも公式サイトで全部見れたんでよかったです。忌野清志郎は元RCサクセションですが、このドラマはフィクションであり…って。なんか、こんな風にギャグが入ってくるのが、放送された時間帯とも相まって『TRICK』との類似性を言う人がいますけど、『TRICK』って結構考えてネタを入れてる感じがするんですが、『時効警察』は思いついたこと全部入れてる感じがちょっと違うと思っております。もう全然ストーリー無視だったりするし。そんな中で、実は関係ないと思っていた、霧山が作文を代筆したエピソードとかが複線だったりするから“おおっ”って事になるんだけどね。
世間的にも評判がよかったドラマなんだそうで。なんか最近、カーリングとか俺が食いつくものがちゃんとメインカルチャーになってく気が。違うか?。俺が普通の人が興味持つものに、同じように食いつける人になれたってことか。それは良いことなのかな。うーん、よくわからない。
俺内ランキング(2006.3.10現在)
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