『デーモン小暮 ニッポン全国ラジベガス』その2

とりあえず、はじめて1週間通しで聴きました。フツーはパーソナリティーが変わらないと曜日毎のカラーはディレクターや作家の違いで出てくるもんなんですが、この番組はアシスタントが曜日毎なので、そこでかなり閣下のしゃべりにも影響が出ているようで。ネット上の評判をいくつか見てみると、概ね犬山犬子島崎和歌子の月水が好評で、魚住りえ佐藤江梨子が不評って感じのようですね。
第1週を後半だけ聴いた時、私は佐藤江梨子が思いのほか良かったと書いたのですが、改めて聴くと確かに“アシスト”はしてないですね。閣下をフォローするとかなく自分のペースでしゃべってる。ところが、こういう“得意にしゃべってる人のハナをあかす”のが閣下のトークの本領ですから。やっぱり、この木曜日のコンビは面白くなると思うんですけどねぇ。前にも書きましたが“笑ってあげよう”という気がないから、ネタコーナーのハードルも上がるし。その分、水曜はネタを送る側がよっぽど意識を高く持たないと面白くなんないなぁというのを改めて(ただ、島崎和歌子がゲストに来ると奇蹟的に番組が面白くなるというのを何度か経験しているので*1、彼女のその辺のラジオ運に期待)。
金曜の友近は日常で本当に何もしない人なんですね。それだけに、キャラを作らない素のしゃべりにちょっと不安もありますが、逆にその無気力さと世界の狭さが閣下のうんちくトークを引き出してくれるかな、と。あの“よいしょーよいしょーよいしょー”という棒読みのジングルはかなり良いと思うので。
犬山犬子はもう文句なしです。アシスタントではなく、閣下と対等にしゃべらせて面白いのは月曜日だけかな。普段は“あの”キャラしゃべりなんですが、不意に“社長秘書風に”と言われて秘書風に原稿読みをした所は天才的でしたね。その後の、元のキャラ声に戻ったところでの“このしゃべり方つかれるなぁ”はかなりウケました。
で、問題は火曜日なんですが、魚住りえって家族の話とか聴いてると本当にお嬢育ちの人なんですね。そんな中、鼻血の話だったり閣下と急にタメ口になっちゃったりするのを聴いてて“少しはアナウンサーを捨てて来てるかな”と思ったんですが、あの“ヘアーを剃った事があるか?”の話で“ノーコメント”という最悪のリアクションしちゃったのはいただけないですねぇ。あそこは別に“無いです”って答えとけばキャラも守れるし、番組的にも丸く収まる所だったと思うんですが、おそらく水着を着る時にラインに沿って剃ったことがあるのを、育ちから“嘘がつけない”んで答えられなかった、ってとこじゃないかと推測するんですが。彼女が自分の殻を破って来れるか、もしくは嘘をつけるようになるか。どっちかに転ぶのが火曜日が軌道に乗る条件かなぁ、と。


俺内ランキング(2005.4.8現在)

  1. 電気通信大学のうた』:増田ジゴロウ(音楽)
  2. プチめし チキンライス:ニチレイ(食品)
  3. スウィングガールズ』(映画)
  4. こだわりパン工房 ジューシーチーズツナ:ファミリーマート(食品)
  5. サムライ・ベアーズ』:米野球独立リーグ(チーム名)
  6. やっぱり猫が好き2005』:CX(テレビ)
  7. デーモン小暮 ニッポン全国ラジベガス』:LF(ラジオ)
  8. ファンタ スウィートグレープフルーツ(飲料)
  9. どうでしょ:TVKのテレビ欄より(略語)
  10. 『42.195 〜すべては始めから不可能だった〜』:倉阪鬼一郎(書籍)

次点:『アンタッチャブルのシカゴマンゴ』:TBS(ラジオ)

*1:彼女がゲストに来た日の『キッチュ!夜マゲドンの奇蹟』の牛乳隊コーナーの水準の高さは伝説レベル